重曹シャンプーとは、重曹を使ったシャンプーのことです。
重曹シャンプーの利点は余分な成分が入っていない事と、安くでき節約になる事です。
重曹シャンプー効果は?デメリットは?危険性はある?
重曹シャンプーの使い方は?作り方は?
重曹シャンプーの作り方・効果・デメリット(危険性)・使い方等を徹底解説します。

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重曹シャンプーとは?

重曹

重曹シャンプーとは、重曹を水に溶かしたシャンプーです。
あるいは、重曹をお湯に溶かしたものをシャンプーとして使います。
※重曹は市販されていますが、掃除用ではなく食用を使います。

「重曹」というと、「炭酸?」というイメージを思い浮かべる方がいると思いますが、まさしく、あの「炭酸」です。

重曹とは炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)のことで、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)に炭酸ガス(二酸化炭素)を反応させて製造されまる。

炭酸水素ナトリウムは、別名「重炭酸ナトリウム又は重炭酸ソーダ」と呼ばれることから、これを略して「重曹」と呼ぶんですね。

一般的には「ふくらまし粉」でしょうか?
水に重曹とクエン酸を混ぜると炭酸水が出来上がります。
【関連記事】
炭酸水の作り方~重曹+クエン酸で簡単に作る手づくり炭酸水

さて、重曹シャンプーにはどのような効果があるのでしょうか?

重曹シャンプーの効果

重曹がシャンプーになる理由、それは重曹が弱アルカリ性だからです。

皮膚や髪は弱酸性です。
弱アルカリ性の重曹で汚れが落ちるというわけです。
これは石鹸シャンプーも同じです。
【関連記事】
石鹸シャンプーとは?メリット(効果)・デメリット・使い方は?

そして、重曹を使うだけなので驚く程安くできます。
節約に向いています。

それだけでなく、重曹シャンプーならではの効果もあります。
重曹シャンプーには以下の効果が期待できます。

●穴に詰まった汚れを洗い流す効果
●頭皮の臭いとかゆみを改善する効果
●抜け毛・育毛効果

毛穴に詰まった汚れを洗い流す効果

重曹には油脂を乳化する作用と共にスクラブクリームのように微細な粒子があるので、毛穴に詰まった汚れを効率的に洗い流す効果が期待できます。

頭皮の臭いとかゆみを改善する効果

頭皮の臭いとかゆみの主な原因は頭皮に残った皮脂です。
頭皮に残った皮脂が酸化することで炎症を起こしてかゆくなったり、臭いの原因になります。

皮脂は酸性ですが、重曹はアルカリ性なので、皮脂を中和分解によって皮脂トラブルを解消することが可能です。

また、重曹には抗菌作用もなりますので、雑菌の繁殖を抑え、臭いの元を断つことができます。

抜け毛・育毛効果

上記の様に酸化した皮脂による炎症が改善されると頭皮環境が良くなります。

結果、健康的な毛髪が発毛しやすい状態になることから、抜け毛防止及び育毛効果が期待できます。

重曹シャンプーは危険?

「重曹シャンプーは濃度が高過ぎると髪の毛を痛める原因になる」等と重曹シャンプーの危険性を主張する人がいます。

重曹シャンプーは危険なのでしょうか?

重曹シャンプーの副作用

重曹はアルカリ性です。
従って、重曹シャンプーで洗髪すると髪にきしみやごわつきが生じます。
※これは石鹸シャンプーと変わりません。

重曹シャンプーの副作用を解消する方法

髪のきしみやごわつき解消する為に。重曹シャンプーで散髪した時は、クエン酸リンスの使用が必須です。

ここさえクリヤーできれば、余分な成分が入っていない重曹シャンプーは石鹸シャンプー同様、頭皮や髪の本来の健康を取り戻す働きがあり、今抱えている頭皮や髪のトラブルを解消する可能性を秘めています。

重曹シャンプーを使う時の注意点

但し、いきなり重曹100%の重曹シャンプーを使うのではなく、普段使っているシャンプーに重曹を少し混ぜて浸かるところから始めることをオススメします。

重曹シャンプーのデメリット

100%重曹のみの重曹シャンプーをいきなり使うと、今まで使っていたシャンプーとのギャップがあり過ぎて、どんな反応がおこるのか予想がつきません。

また、皮脂を摂り過ぎて乾燥した頭皮が皮脂を余分に出すようになって、頭皮がベタつく原因にもなりかねません。

いきなり重曹100%の重曹シャンプーを使ってトラブルになった方は「重曹シャンプーは危険」ということになるのでしょう。

いずれにせよ、どんな良い商品にも合う合わないがあります。
髪質や髪の傷み具合によっても変わってきます。

試行錯誤を繰り返しながら、自分に合ったものを見つけるしかありません。

ただ、重曹シャンプーは美容院のスタッフや美容関係者では浸透しているヘアケア方法なので、特殊なものではないことを付け加えておきます。

重曹シャンプーのデメリットを回避する使い方

地肌や髪のことを考えて重曹シャンプーを使いたい言う方には、普段使っているシャンプーに重曹を混ぜて使ってみて様子を見ることをおすすめします。

また、どうしても重曹を使う事に抵抗があると言う方には石鹸シャンプーがオススメです。

石鹸シャンプーは石鹸をシャンプーにしたものなので、体を洗う石鹸と基本的に同じです。
【関連記事】
石鹸シャンプーとは?メリット(効果)・デメリット・使い方は?

重曹シャンプーの作り方

重曹シャンプーの作り方には、100%重曹のみで作る方法と、既存のシャンプーに重曹を混ぜる方法があります。

100%重曹のみで作る方法

●材料
・重曹:大さじ1杯(約10g)


●作り方
洗面器に入れた1リットルのお湯に重曹大さじ1杯を溶かしてよく混ぜます。
※お湯に対する割合は1%が基本です。

既存のシャンプーに重曹を混ぜる方法

いきなり、100%重曹のみの重曹シャンプーを使うよりこちらの方法がオススメです。

やり方は簡単です。

普段使っているシャンプーに重曹を1つかみ(1g程)混ぜて、よく泡立てて使います。

重曹シャンプーの使い方

1.入浴前にブラッシングする
2.ぬるま湯で1~2分洗う
3.重曹シャンプーで頭皮を洗う
4.クエン酸リンスで髪をケアする

入浴前にブラッシングする

重曹シャンプーに限らず、入浴の際には事前に髪をブラッシングしておくことで髪表面の埃や汚れが浮かび、落としやすい状態になります。

ぬるま湯で1~2分洗う

40度以下のぬるま湯で流しながら、毛穴から汚れや脂を揉み出すイメージで頭皮をマッサージします。

お湯で洗うだけで頭皮や髪の汚れの80%が取れると言われ、シャンプーを使わないで、お湯だけで洗髪している方もいるくらいです。

重曹シャンプーで頭皮を洗う

洗面器などで作った重曹シャンプーを少しずつ手に取り、髪よりは地肌、頭皮を洗うイメージで、揉み込むようにシャンプーをします。

重曹シャンプーは普通のシャンプーと違い、全く泡立たないので最初は戸惑いますが、その内慣れます。

クエン酸リンスで髪をケアする

重曹シャンプーで洗髪すると、髪がアルカリ性に傾き、ギシギシします。そこで髪本来の弱酸性の状態に戻すためにクエン酸リンス等の酸性リンスを洗髪後に使う必要があります。
【関連記事】
●クエン酸リンスの作り方は⇒クエン酸リンスとは?バッファー剤の違い・クエン酸リンスの効果・作り方・使い方

作ったクエン酸リンスはそのまま使わないで原液10ml程度を、お湯を3分の1ほど張ってある洗面器に入れ、よくかき混ぜます。

次に薄めたリンスに浸るよう洗面器に髪の毛を入れ、クエン酸リンスを馴染ませます。

その後、しっかり洗い流します。

重曹シャンプーは毎日使う?

重曹シャンプーを使う頻度ですが、毎日使っても問題はありませんが、徐々に慣らして行った方が良いです。

何故なら、髪質や髪の傷み具合で合う合わないがあるからです。

1.普段使っているシャンプーに重曹を混ぜて、週1回~何回か使う
2.問題がなかったら毎日使う。
3.2.の使用方法で問題がなかったら、週1回~何回かは重曹100%の重曹シャンプーを使う。
4. 3.の使用方法で問題がなかったら、毎日、重曹100%の重曹シャンプーを使う。