バターコーヒーは全米で一台ブームを巻き起こした「THE BULLETPROOF DIET(完全無欠ダイエット」で紹介されたことから、ダイエット効果が期待できると、日本でも人気です。
但し、バターコーヒーを飲んでいるのに「痩せない」と言う方も。
バターコーヒーダイエットには実際にどのような効果があるのでしょうか?
バターコーヒーの作り方や効果的な飲み方は?
バターコーヒーダイエット方法とバターコーヒーの作り方を徹底解説します。

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バターコーヒーとは?

近年、ハリウッドスターやトップアスリートが実践し、全米で一台ブームを巻き起こした「THE BULLETPROOF DIET」。

その基本となるのが、バターコーヒーです。

バターコーヒー

バターコーヒーブームのきっかけ

バターコーヒーがダイエットに効果があるとアメリカで注目されるきっかとなったのが、「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」という本。

オリジナルタイトルは、「THE BULLETPROOF DIET」。
「bulletproof」の意味は「防弾」であることから、直訳すると「防弾ダイエット」となりますが、これでは意味が分かりませんね。

「bulletproof」には「防弾」以外に「欠点がない」「批判の余地がない」と言う意味があることから、「THE BULLETPROOF DIET」「完全無欠ダイエット」と訳されることもあるようです。

著者は、シリコンバレーの起業家であるデイヴ・アスプリー。
この本で、デイヴ氏はバターコーヒーで体重140kgから50kgの減量に成功したとして、バターコーヒーダイエットの方法を紹介しています。

バターコーヒーとは何?

「bulletproof」の意味から、バターコーヒーは、「防弾コーヒー」あるいは「完全無欠(の最強)コーヒー」と呼ばれることもあります。

では、バターコーヒーとは何でしょうか?
字面からは、コーヒーにバターを入れたものをイメージしますが、半分は正しく、半分は間違いです。

バターコーヒーの材料は以下の3点。

●高品質なコーヒー
●グラスフェッドバター
●MCTオイル

コーヒー

コーヒーにはポリフェノールやカフェインが含まれ、腸内環境の改善や脂肪燃焼効果等があります。

バターコーヒーに使用するコーヒー豆は、お好みの豆でOK。

グラスフェッドバター

バターにはグラスフェッドバターとグレインフェッドバターの2種類があります。

グラスフェッドバターは、抗生物質やホルモン剤などを投与せず、草だけを食べて育った牛の乳から作られるバターで、普通のバターと比べ、不飽和脂肪酸の一種である共益リノール酸、オメガ3脂肪酸、ビタミンA、ビタミンEが多いのが特徴です。

脂肪燃焼効果が期待できます。

MCTオイル

MCTはココナッツオイル等に含まれる中鎖脂肪酸100%の食用油です。
エネルギーになり易く、体脂肪として蓄積されにくいので、ダイエットに最適です。
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バターコーヒーには、ダイエット効果が期待できる3種類の材料が使われていることが分かります。

バターコーヒーの基本的な作り方

バターコーヒーの作り方は簡単。
ドリップしたコーヒーに材料を全て加えて攪拌するだけ。

攪拌するのは、水(コーヒー)と油(グラスフェッドバター・MCTオイル)を混ぜるだけでは、分離してしまう為と思われます。
勿論、攪拌することで、クリーミーな味わいになります。

バターコーヒーの材料(1杯分)

●コーヒー豆(挽いたもの):15g
●グラスフェッドバター:15g
●MCTオイル:15ml(大さじ1杯)
●お湯:250ml

バターコーヒーの作り方

1.ドリップコーヒーを作る。
コーヒーサーバーに予めグラスフェッドバターを入れておく。
※コーヒーの熱で溶かして攪拌しやすくするため。
2.MCTオイルを加えてミルクフローサーで攪拌する。
30秒目安
3.グラスフェッドバターとMCTオイルが十分に乳化したら出来上がり。
時間が経つと油脂が分離するので、できるだけ早くお召し上がり下さい。

以上のバターコーヒーの基本的な作り方は、バターコーヒー専門店「最強のバターコーヒー」さんの著書「魔法のバターコーヒーダイエット」を参照しました。

バターコーヒーダイエットとは?

「バターコーヒー」がダイエットに効果が期待できることがわかりました。
しかし、「バターコーヒー」さえ飲めば、「痩せる」というものではありません。

「バターコーヒー」を飲んでいるのに「痩せない」と言う方はこの部分を誤解されているのかもしれません。

そもそも、「バターコーヒー」は、「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」で提唱されている「完全無欠ダイエット」の一部です。

基本は糖質制限ダイエット。

糖質制限ダイエットのメリット・デメリット

炭水化物に含まれる糖質は血糖値を上げ、太る原因になります。
そこで、糖質制限ダイエットが生まれたわけですが、糖質制限ダイエットにはデメリットがあります。

●空腹感
●頭がボーとする
●疲れやすい

これらはいずれも、糖質(ブドウ糖)が通常、体や脳のエネルギー源となっている為です。
但し、タンパク質、脂肪もエネルギー源になります。

糖質制限ダイエットを行い、ブドウ糖が不足すると、脂肪が分解され、ケトン体が生成され、ケトン体がエネルギー源になります。

但し、ブドウ糖をエネルギー源とすることに慣れている体は、ブドウ糖が不足したからと言って、急にケトン回路(ケトジェニック)に切り替わりません。

その結果、脳に栄養が行かず、「頭がボーとする」「集中できない」といった症状が起きます。

バターコーヒーダイエットの効果

バターコーヒーはこのケトン体回路を促進・維持するのに役立ちます。

即ち、ブドウ糖が不足するとケトン体が速やかに生成され脳のエネルギー源となりますので、ダイエットだけでなく、「集中力が上がる」「睡眠の質が良くなる」「頭がすっきりする」「疲れにくくなる」などの効果が期待できます。

そして、バターコーヒーで多くの方が経験する効果が「腹持ちがよく、空腹感を感じない」ということです。

これはバターコーヒーに含まれている脂質のお蔭です。

以上のことから、バターコーヒーは、糖質制限ダイエットのメリットを解消する働きがあります。

バターコーヒーダイエットの基本的なやり方

「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」で提唱されているダイエットの基本的な方法は以下です。

●夕食から次の日の昼まで何も食べずに15~18時間(18時間が推奨)断食時間とする。
※バターコーヒーは食事に含めない。
●朝食にバターコーヒーを1~2杯飲む。
※バターコーヒー以外は何も飲食しない。
●昼食と夕食は糖質制限食。
※炭水化物は1日30g以下に抑える。

既に糖質制限食に取り組んでいる人にとっては、朝食をバターコーヒーに置き換えるだけなのでやりやすいかと思います。

しかし、これからバターコーヒーダイエットを始める方は、自分が出来る範囲から取り組んでみてはいかがでしょうか?

大事なことは継続です。

ただ、糖質制限ダイエットは、糖質の摂取は制限するものの、他は何を食べても良いのでカロリー制限ダイエットに比べるとはるかに継続しやすいです。

注意点はタンパク質をしっかり摂ることです。

ネックがあるとすれば、バターコーヒーを作る手間と費用です。
バターコーヒーを手軽に飲めるインスタントのバターコーヒーが販売されています。
まずはできることから始めてみてはいかがでしょうか?
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