BMIと体脂肪率はいずれも肥満度を測る指数です。
体重を落とす、体脂肪(皮下脂肪・内臓脂肪)を減らす上でBMIと体脂肪率は重要です。
理想の体重や体脂肪を知ることで目標が明確になります。
BMIと体脂肪率の違いは何でしょうか?
また、BMIと体脂肪率に相関関係はあるのでしょうか?
BMIと体脂肪率の違いと相関関係を徹底解説します。
BMIとは?
BMI(Body Mass Index)とは体重と身長のバランスをチェックし、外見的な肥満度を測定するものです。
BMIの数値は18.5~25までが正常範囲となっています。
なお、最も健康的かつ病気になりにくいとされるBMI値は「22」です。
BMIの計算方法
BMIを求める計算式は以下になります。
BMI=体重(kg)÷身長(m)²
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体脂肪率とは?
体脂肪率とは、体重に占める体脂肪の割合(%)です。
体脂肪率の値が小さいほど、脂肪が少ない=贅肉のない体ということなります。
厚生労働省による「普通」と「肥満」の判定では、男性は15~20%、女性は20~25%が普通となっています。
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体脂肪率は、体重体組成計で簡単に計ることが出来ます。
BMIと体脂肪率の違い
BMIと体脂肪率もどちらも肥満度を測る指数ですが、BMIには欠点があります。
それは、同じ体重でも太って見える人とそうでない人がいるとうことです。
「肥満」と一言でいいますが、「肥満」には以下のタイプがあります。
◇かた太りタイプ
見た目は太めですが、脂肪は標準以下です。
スポーツマンや運動量の多い仕事をされている方に多くみらる。
◇隠れ肥満タイプ
体重は標準以下であっても、体脂肪の割合が多いタイプ。
脂肪が多いということはそれだけ筋肉や血液、骨などが少ないということです。
◇肥満タイプ
通常の「肥満」タイプ。
生活習慣病につながる恐れがあるので、体重と脂肪を同時に減らす必要があります。
BMIだけでは分からない体の組成(体脂肪の割合)が分かるのが、体脂肪率です。
体重を落とす時にはBMIだけでなく、体脂肪率もチェックしましょう。
体重が落ちても、落ちたのが脂肪ではなく筋肉の方が多かった場合、リバウンドの原因になります。
BMIと体脂肪率の相関関係
BMIと体脂肪率には相関関係があります。
※学術論文に記載されています。
BMIを用いると、体脂肪率を求めることができます。
計算式は以下の通りです。
体脂肪率=(実際の体重ー標準体重)÷標準体重×100
標準体重を求める計算式は以下になります。
標準体重=身長(m)²×22
この計算式はあくまでも簡易的なものです。
BMIと体脂肪率には相関関係がありますが、精度の高い体脂肪率は、体重体組成計を使えば一発で出ます。
体重体組成計は実際に体脂肪を計るのではなく推定ですので、精度は100%とは限りませんが、体重体組成計を使って測るのが簡単です。
※体脂肪を実際に測るのは不可能です。