発芽玄米とは、僅かに発芽させた玄米です。
発芽玄米は「美味しく」「食べやすい」上、玄米・白米に比べて栄養価が高いの特徴です。
発芽玄米は市販されていますが、手作りもできます。
ざる・ヨーグルトメーカー・炊飯器を使って簡単にできる発芽玄米の作り方を徹底解説します。

sponsorlink

発芽玄米とは?

水に浸した発芽玄米発芽玄米とは、僅かに発芽させた玄米です。

玄米は健康によく、完全食と言われていますが、「美味しくない、食べにくい」のが難点。

その点、発芽玄米は「美味しい、食べやすい」上、玄米より栄養価がアップしています。

※発芽玄米の効果・栄養成分について詳しくは⇒発芽玄米とは?糖質・栄養[玄米・白米比較]・効果を徹底解説!

発芽玄米の作り方①:ザルとボウルで作る

発芽玄米は自宅で手作りできます。

材料

玄米:必要量
※初めての場合は2~3合くらいがおすすめ。

道具

●ザル・ボウル:玄米が水を吸うと容積が増える為、しっかりと水に浸かる大きさに余裕のあるものを準備。
※玄米を発芽させると1.3~1.5倍程度の量に増える。(2合の玄米を発芽せると3合前後の量に)

●布巾:ザルを覆える大きさのもの。

作り方

1.玄米を洗った後、玄米をザルに入れ、水を入れたボウルの中にざるごと浸す。
※ボールにそのまま玄米を入れるより、ざるに入れたほうが全体に水や酸素が回りやすく均一に発芽しやすくなる。

2.12時間置く

3.玄米を水から上げて軽く洗い、水を交換する。
※面倒なら省略可能。夏場など発芽臭が気になる場合は交換のこと。

4. 12時間置く(最初から24時間後)

5.玄米を軽く洗い、今度は、ボールには水を入れず、玄米の上に、水に浸したフキンを掛ける。
※玄米の表面が乾かないようにして放置し、途中でフキンが乾き気味になった時は、適宜水を打つ。

6. 12時間置く(最初から36時間後)

7.10粒に1粒程が0.5から1ミリ程度芽が出ていれば、完成!
芽の出すぎに注意!

[注意点]
置く時間は、夏場は36~40時間、冬場は44~48時間後が完成の目安。
※気温や水温により発芽までの時間は大幅に変わる。

発芽玄米の作り方②:ヨーグルトメーカーで作る

発芽玄米は水の温度が常温より高い方が発芽時間が短く済みます。
また、ザルとボウルで作ると、夏場と冬場で時間が異なりますが、ヨーグルトメーカーを使うと温度をコントロールできるので楽です。
※ヨーグルトメーカーについて詳しくは⇒ヨーグルトメーカーのおすすめ比較表[カスピ海ヨーグルト・R1・甘酒・牛乳]

ネットでは色々な作り方が公開されていますが、以下の方法が一番簡単で、失敗がなさそうでした。

材料

有機玄米:2合
水:適量

作り方

1.玄米を洗う。
ヨーグルトメーカーの専用容器に玄米と水を入れる。
玄米が水を吸うので、水はたっぷり入れる

2. 30分常温で水に浸しておく。

3.温度は35度、時間は24時間に設定後、スイッチオン!
発芽させるのには、酸素が必要なので、中蓋も外蓋もしない。取っ手のついた蓋だけする。

4.12時間経ったら水を入れ替える。

5. さらに12時間後に発芽状態を確認。
白いつのが出て、乳酸菌の香りがしていたら完成!

炊き方

良く水洗いして水を切り、白米を炊く時と同じように炊く。
※発芽玄米は、発酵臭を防ぐため、よくすすいで水きりをしてから使う。

水洗いする際、玄米が浸かっていた水は玄米リジュベラック(玄米酵素ジュース)です。捨てずに飲んでみるのもOK。

保存方法

使いきらなかった発芽玄米は冷蔵庫で1週間保存もできる。冷凍保存も可能。
Cpicon ヨーグルトメーカーで発芽玄米 by ゆぅこ★

発芽玄米の作り方③:炊飯器で作る

全自動発芽玄米炊飯器が市販されています。

発芽玄米を手作りする手間が入りません。

「自宅で発芽玄米を手作りするのは手間」「市販の発芽玄米は高い」と言った方にオススメです。

但し、上記は単に発芽玄米が炊けるというだけでなく、、保温を続けることで、酵素玄米になる炊飯器です。
※酵素玄米について詳しくは⇒酵素玄米とは?保温すると何故、酵素玄米に?効果と作り方[基本編]

※発芽玄米を炊飯器で炊く時の炊き方・水加減は別記事参照