大豆ミートは大豆タンパク質を主原料の肉類を使わない代替肉です。
元々、肉類を食べないベジタリアン(菜食主義者)が食事に取りいれていましたが、近年、ダイエットや健康志向の高まりから、大豆ミートが注目されています。
以前は自分で大豆ミートを水で戻し、調理する必要がありましたが、最近では、レトルトの大豆ミートが主原料のハンバーグなど温めるだけで食べられる商品が複数のメーカーが開発されています。
大豆ミート食品はどこで購入できるのでしょうか?
通販、スーパー、コンビニで販売されている大豆ミート食品を調べてみました。
大豆ミートの効果
大豆ミートとは?
大豆ミートとは、大豆からタンパク質を取り出し、繊維状にしてお肉のように加工した食品です。
そもそも、畜肉に似せて植物由来のタンパク質で作った食品は、代替肉、植物肉、プラントベースミートなどと呼ばれます。
植物由来のタンパク質の原材料には大豆、小麦、エンドウ豆、ソラマメなどがありますが、現在流通している代替肉の原材料の大半は大豆です。
大豆タンパク質が原料の代替肉は大豆ミートと呼ばれています。
※大豆ミートは大豆肉、大豆タンパク、ソイミート、ベジミートと呼ばれることも。
大豆ミートと肉類との違い
大豆ミートは、その名の通り、肉の味や食感が楽しめる肉もどきです。
では、なぜ、肉(牛肉など)ではなく大豆ミートの需要があるのでしょうか?
それは大豆ミートや原料の大豆に以下の特徴(メリットや効果)があるからです。
●高タンパク質・低カロリー
●ノンコレステロール
●食物繊維が豊富
●大豆イソフラボン
●グルテンフリー
植物性タンパク質
大豆ミートはお肉(牛や豚、鶏など)を使っていません。
その為、ベジタリアンやヴィーガン(ビーガン)といった菜食主義者向けの「もどき肉」として重宝されてきました。
勿論、精進料理としてもOKです。
しかし、近年は菜食主義者だけでなく、ダイエッターや健康志向の方の需要が増えています。
その理由は大豆ミートの以下の特徴にあります。
高タンパク質・低カロリー
大豆ミートは高タンパク質・低カロリー。
大豆ミートの原料は、大豆の油分を除いた脱脂大豆。
従って、低脂肪⇒低カロリー。
100グラムの牛肉(牛肩ロース)・大豆ミートを比べると、脂質は約1/4、カロリーは約1/2~1/4。
ダイエットに最適です。
ノンコレステロール
原料の大豆にはコレステロールが含まれていません。
コレステロールが気になる方におすすめです。
食物繊維が豊富
食物繊維には、便秘を改善する働きがあります。
肉類には食物繊維が殆ど含まれていません。
しかし、大豆にはたっぷりの食物繊維が含まれています。
※大豆100gあたり8.5g
特に便秘がちな方におすすめです。
大豆イソフラボン
大豆には大豆特有の成分「大豆イソフラボン」が含まれています。
「大豆イソフラボン」は体内では女性ホルモンと似た働きをすることが知られています。
女性におすすめです。
グルテンフリー
大豆にはグルテンは含まれていません。
グルテンアレルギーの方で、小麦などを含まないグルテンフリーの食事が中心な方にもオススメです。
※大豆アレルギーの方はご注意下さい。
大豆製品と大豆ミートの違い
大豆製品と言うと、豆乳、豆腐や納豆が馴染みが深いですが、大豆ミートと何が違うのでしょうか?
まず、豆乳、豆腐や納豆と大豆ミートの決定的な違いは、大豆ミートが脱脂大豆を使用している点。
脱脂大豆を原材料にした大豆ミートは豆乳、豆腐や納豆と比べて低脂肪・低カロリーです。
そして、豆腐は豆乳を固めて作りますが、食物繊維が大豆に比べて少ないです。
そして、大豆ミートは、その名の通り、肉の味や食感が楽しめる肉もどきです。
大豆ミートは肉を食べたいが動物性タンパク質は避けたい方におすすめです。
大豆ミート食品の種類【メーカー別】
大豆ミート及び大豆ミートを加工したハンバーグなどが複数のメーカーから販売されています。
大豆ミートそのものを水で戻したり、調理する手間がないので、便利です。
※調理が必要な大豆ミートは別記事をご参照ください。
大塚食品【大豆ミート食品】
「ゼロミート」ブランドでハンバーグ、ハム、ソーセージを展開。
●【ゼロミート】ソーセージタイプ 120g:398円(税込430円)
●【ゼロミート】デミグラスタイプ・ハンバーグ1個:298円(税込322円)
●【ゼロミート】チーズイン・デミグラスタイプ・ハンバーグ1個:298円(税込322円)
「ゼロミート」は楽天・Amazonなどの大手通販サイトでは販売されていません。
大塚食品の公式サイトのみの販売になります。
⇒ゼロミート【大塚食品】
マルコメ【大豆ミート食品】
2015年から「ダイズラボ大豆のお肉」シリーズを展開。
レトルトタイプはミンチ、フィレ、ブロックの3種類。
●「ダイズラボ大豆のお肉」レトルトタイプ~フィレ80g×5袋:1,080円(税込)+送料660円
●「ダイズラボ大豆のお肉」レトルトタイプ~ブロック80g×5袋:1,080円(税込)+送料660円
※楽天価格、送料はショップによって異なり変動します。
伊藤ハム【大豆ミート食品】
「まるでお肉!」シリーズなどでメンチカツ、ナゲットなど7品を販売。
※楽天価格、送料はショップによって異なり変動します。
日本ハム【大豆ミート食品】
「ナチュミート」シリーズを2020年3月に開始。
ハンバーグ、ハム、キーマカレーなど5品。
楽天、Amazon等の大手通販サイトでは日本ハムの大豆ミート食品は販売されていません。
丸大ハム【大豆ミート食品】
「大豆ライフ」シリーズでキーマカレー、マーボ豆腐の素など10品。
●「大豆ライフ」麻婆豆腐2個(4人前):1,000円(税込)
●「大豆ライフ」キーマカレー中辛5食+麻婆豆腐2人前×5食:2,500円(税込)
※楽天価格、送料はショップによって異なり変動します。
大豆ミート食品はどこで購入できる?
大豆ミート食品は大手通販サイトで販売されているものもありれば、ないものもあります。
販売されていても商品によっては送料が結構かかる場合もあります。
実店舗では販売されていないのでしょうか?
スーパー【大豆ミート食品】
業務スーパー【大豆ミート食品】
業務スーパーでは「畑のお肉のカレーそぼろ」等が販売されています。
お肉っぽい食感に仕上げた大豆ミートに、カレー風味の味付けをした瓶入り惣菜です。
内容量は160gで138円(税込)。
※出典:
業務スーパーの格安そぼろ『畑のお肉のカレー』は大豆ベースのやさしい甘辛おかず【eXciteニュース】
イオン【大豆ミート食品】
イオンは、イオン系列のスーパー「トップバリュ」2000店で大豆由来のハンバーグなどの植物食品「Vegetive(ベジティブ)シリーズ」を2020年10月6日から販売することを発表。
当初は9品目を用意する。
●「豆乳とココナッツオイルからつくった まろやかシュレッド」:同298円
●その他、豆乳由来のヨーグルトやプリンなど
※参照元:イオン、PBで植物肉を本格販売 ハンバーグなど【日本経済新聞】
コンビニ【大豆ミート食品】
セブンイレブン【大豆ミート食品】
セブン-イレブンは、大豆の加工品を原材料として使用したオリジナル商品全11品を、九州7県の2,339店舗で8月25日より順次発売する。
おにぎりやパン、弁当、惣菜など幅広いカテゴリーで展開し、「大豆ミートバーガーレタス&チーズ」は328円、「SOY BREAD クロワッサン」は118円など。
※参照元:セブン-イレブン、「大豆ミート」商品を展開。バーガーなど11品【Impress Watch】
ファミリーマート【大豆ミート食品】
2020年10月13日(火)から、東京都内のファミリーマート約2,450店限定にて「大豆ミートまん」121円(税込130円)などを発売するほか、10月27日(火)からは、全国の約16,600店にて「大豆のお肉!チーズビビンバ丼」462円(税込498円)を発売。
※参照元:ファミマから始めるギルトフリーな食生活次世代のお肉”大豆ミート”を使った新商品3品を発売【FamilyMart】