酵素玄米は玄米を炊いた後保温したものです。
酵素玄米の作り方と言うと、「圧力鍋」というイメージが強いですが、炊飯器でも玄米を炊くことが出来ます。
さらに圧力鍋と違って電子ジャーに移し替える手間が入りません。
炊飯器を使って酵素玄米を作る方法と保温方法を具体的に徹底解説します。
酵素玄米とは?
酵素玄米とは、「玄米はパサパして食べにく」「よく噛まないと消化が良くない」というイメージを覆す画期的な食べ方です。
酵素玄米の特徴は、炊きあがった玄米を炊飯器で保温し続けること。
1日1回かき混ぜさえすれば、酵素玄米は長時間が保存することが出来ます。
※酵素玄米の効果と保温すると酵素玄米ができる理由について詳しくは⇒酵素玄米とは?保温すると何故、酵素玄米に?効果と作り方[基本編]
酵素玄米の作り方[炊飯器]基本編
圧力鍋を使って玄米を炊くと、炊きあがった玄米を電子ジャーに移し変える必要がありますが、最初から炊飯器で炊くとその手間が省けます。
≪材料(3合の場合)≫
玄米:3合
水:4.5合(810ml)
小豆:大さじ2(約25g)
塩:小さじ1/2(2.5g)
※3合以外でも酵素玄米を作ることができます。
上の分量を基本に加減して下さい。
[例:6合の場合]
材料の分量は3合の場合の倍。
※塩・小豆の効能と酵素玄米に入れる理由について詳しくは⇒玄米に小豆と塩を加える理由
≪酵素玄米の作り方≫
大まかな手順は以下になります。
1.玄米を洗って右回りに3分かき混ぜる
2.炊飯器の「玄米モード」で炊く
3.炊飯器3~5日保温する
※炊飯器によって炊き上がりに違いがありますので、水の量は加減しエ下さい。
酵素玄米の作り方[炊飯器]実践編
炊飯器で酵素玄米を作るやり方をさらに細かく見ていきます。
1.玄米を洗う
傷んだ玄米は取り除き、ボウルに入れて洗う。
米は最初の水をよく吸収するので、最初の水を入れたら浮いている籾殻(もみがら)などを取り除いてすぐに捨て、2~3回すすぐ。
2.水気をきる
1.の洗った玄米はざるに上げて、水気を切る。
再度ボウルに移し、小豆と塩を加え、軽量した水から、玄米が浸かる(つかる)程度の量を注ぎ入れる。
3.右回りに3分かき混ぜる
泡立て器を使って、1周につき2秒ぐらいのペースで、ゆっくりと右回りに3分かき混ぜる。
4.浸水させる
ボウルの玄米をそのまま、炊飯器の内釜に移す。
分量の残りの水を加えて3時間おく。
※やわらかい玄米がお好きな方は、3時間以上6時間を目安に調製して、好みの柔らかさを見つけてください。
5.炊く
玄米を進水させたら、玄米モードにしてスイッチオン!
普通に炊き上げる。
6.蒸らす
炊きあがったら、均一になるように全体を混ぜ返し、15分ほど蒸らす。※玄米GABAモードのある炊飯器は、炊きあがって1時間ほど蒸らすとおいしくなります。
7.保温熟成
炊飯後はふたをして、普通に「保温」する。
そのまま、3~5日保温を続ける。
3日後から食べる。
[注意]
必ず1日1回、水分でムラが出ないように上下を返すようにかき混ぜてください。
酵素玄米を熟成
酵素玄米は玄米を炊きあがって終わりではなく、1日1回保存を続け、熟成させます。
1日、2日と、日を追うごとに食感や味わいが変かしていき、3日目を過ぎたあたりから、もちもち感、甘味、旨味が増して、香ばしい玄米ご飯に変化していきます。
熟成3日~4日目が食べ頃で、5目に食べきるのがおいしく食べるコツです。
炊飯器にご飯が少ない状態で保温を続けると、水分が抜けてご飯が固くなります。
酵素玄米の食べ方
酵素玄米は炊飯してから2日ほどは熟成期間が必要です。
炊飯器が2台あれば熟成した酵素玄米を毎日続けることが可能ですが、2台ある家庭は少ないでしょう。
その場合は、炊飯器で炊いて1日目から食べ始め、食べきったらまた炊くという方法でも構いません。
ただ、この場合、最初の1~2日は玄米がパサパサして美味しくないです。
この欠点を補うのが圧力鍋を併用するという方法です。
圧力鍋を使って玄米を炊くと炊飯器で炊くよりモチモチ感があって美味しいです。
圧力鍋を併用する方法
1.1回目は炊飯器で酵素玄米を炊く。
2.3日目になったら圧力鍋で炊いて炊飯器に移し、残った玄米を加える。
3.これを繰り返す。
こうすれば、いつでも酵素玄米を用意することが出来ます。
いずれにしても、一度に多めに炊くとローテーションが楽です。
※参照:岡本羽加「毒だし酵素玄米ダイエット」