石鹸は手作りすることが出来ます。
但し、石鹸の基本的な作り方である苛性ソーダを使う方法には問題点があります。
ここでは、苛性ソーダを使わない手づくり石鹸の作り方を2種類ご紹介します。
材料も簡単に入手でき、作り方も簡単です。
オリジナルの石鹸づくりに挑戦しましょう。
石鹸の作り方
石鹸の作り方には様々な方法があります。
1つは、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使う方法。
オイル+苛性ソーダ+精製水で石鹸(ソーダ石鹸)を作ることができます。
これは、昔ながらの石鹸の作り方です。
石鹸を作る工程そのものは簡単ですが、問題は原料の苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)。
苛性ソーダは劇物に指定されており、簡単に入手できません。
また、取扱には十分注意が必要で、理科実験室向きです。
初めて扱う素人が手を出せる代物ではありません。
[関連記事]石鹸とは?固形石鹸と液体石鹸の違い・石鹸の基本的な作り方[苛性ソーダ]
苛性ソーダを使わないで、石鹸を作る方法はないのでしょうか?
苛性ソーダを使わない石鹸の作り方がいくつかります。
苛性ソーダを使わない石鹸の作り方①:石鹸素地
苛性ソーダを使わない石鹸の作り方の1つ目は石鹸素地を使う方法です。
苛性ソーダを使う石鹸の作り方で、オイル+苛性ソーダ+精製水を混ぜ合わせた時できるのが石鹸素地(脂肪酸ナトリウム)です。
石鹸素地(脂肪酸ナトリウム)を型に入れ、固めた後、乾燥させたのが石鹸です。
石鹸素地を使う事で、苛性ソーダを直接扱う手間が省けます。
「何だ!出来上がった石鹸素地を固めて乾燥させるだけなんて面白くない」とお考えのあなた。
実は、こうやって出来上がった石鹸は純石鹸と呼ばれ、まさに界面活性剤100%の石鹸です。
ここに、保湿成分や香りをつけることで自分好みの石鹸にアレンジすることが出来ます。
石鹸素地の難点は、油脂の種類が既に決まっていることです。
1から苛性ソーダを使って石鹸を作れば、自分の好みの油脂(オイル)を使えますが、市販の石鹸素地では油脂を選択できません。
上記の生活の木「純植物石鹸素地」の場合は、パーム油、パーム核油が油脂の原料です。
石鹸素地を使った石鹸の作り方
上記の生活の木「純植物石鹸素地」を使ったハンドミルソープ石鹸の作り方です。
1.お好みのハーブ10gに40ccの熱湯を入れ、1~2分おいてハーブ液を作ります。
2.ポリ袋に入れた石鹸素地300gに、ハーブ液を2~3回に分けて加え、耳たぶぐらいの柔らかさになるまで、よく練り合わせます。
※この時、好みの精油5~10滴、はちみつ小さじ1を加えても良い。
3.お菓子の型などにラップを敷き、ハーブ石鹸素地をまんべんなく押し込みます。
4.型押しが終わったらラップの端を持ってそっと出し、ラップをはがして風通しの良い場所で4~5日乾燥させて出来上がり。
苛性ソーダを使わない石鹸の作り方②:グリセリンクリアソープ
苛性ソーダを使わない石鹸の作り方の2つ目はグリセリンクリアソープを使う方法です。
グリセリンクリアソープは、レンジで溶かして固めるだけで簡単に手作り石鹸を作ることができる材料です。
溶かして注ぐ「Melt&Pour」という意味でMPソープとも呼ばれています。
グリセリン クリアソープは、石鹸素地に保湿成分グリセリンを含んだものになります。
固形で、石鹸として使えます。
しかし、それでは面白味がないので、アロマオイルやエキスを入れ、色付けをすることで、オリジナルの石鹸を作ることが出来ます。
材料
・グリセリンクリアソープ
・グリセリンクリアソープ色チップ
・タッパーやお菓子の型
・お好みでアロマオイルや植物エキス
作り方
1.色チップ、グリセリンクリアソープを耐熱容器に入れ、レンジで溶けるまで加熱する。
※
2.気泡ができないよう優しくかき混ぜ粗熱をとる。
アロマオイルやエキスを入れる
3.容器に流し、よく冷ます。
※冷蔵庫に入れると早く固まる
4.一日置いてよく固まったら方から取り出して完成!
色チップで着色
グリセリンクリアソープの特色は、色チップを使用して着色することでオリジナルのハンドメイドの石鹸が作れる点です。
形もアレンジすると、マカロン風石鹸を作ることも可能です。