抜け毛の予防と対策の1つが食べ物です。
髪は食べ物で出来てるので何を食べるかは大事です。
抜け毛の予防に効果的な食べ物とは?
逆に抜け毛の原因となる食べ物は?
また、男性・女性に特有な抜け毛の原因もあります。
特に女性が摂ると抜け毛に効果的な食べ物もご紹介します。

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抜け毛と食べ物の関係

女性薄毛

抜け毛の原因には以下の3種類があります。

●男女共通の原因:喫煙・過度な飲酒・睡眠不足・食生活の乱れ・ストレス・間違ったヘアケア・加齢
●男性に特有の原因:男性ホルモン
●女性に特有の原因:女性ホルモン

[関連記事]抜け毛の理由は?原因[男性・女性]は?抜け毛の本数・抜け毛が増える季節は?

抜け毛と食べ物は密接な関係があります。
そもそも、人間の体は食べ物で出来ています。

過度のダイエットで栄養不足になると、髪に栄養が回らなくなり、抜け毛の原因となります。

勿論、普段の食事でも栄養に偏りがあると、同じことが起こります。

バランスの良い食事を心掛けましょう。

その上で、髪に良い食べ物を積極的に摂りましょう。

抜け毛の予防に効果のある食べ物

抜け毛を予防するのに特に効果的な栄養素は「アミノ酸」「亜鉛」「ビタミン」です。

●アミノ酸
●亜鉛
●ビタミン

髪はタンパク質(=「アミノ酸」)で出来ています。
食べ物から摂ったタンパク質はアミノ酸に分解され、髪の毛を構成するケラチンに再合成されます。

この再合成に必要なのが「亜鉛」です。

そして、「亜鉛」が正常に働くには「ビタミン」が必要です。

アミノ酸

髪の約90%以上はケラチンというタンパク質で出来ています。このケラチンを構成するのがアミノ酸です。

アミノ酸の中でも体内で合成できな必須アミノ酸を積極的に摂りましょう。
必須アミノ酸は魚介類などに多く含まれています。

必須アミノ酸を多く含む食べ物・食品

・魚介類(かつお節・シラス・すじこ・マグロ赤身等)
・乳製品(ナチュラルチーズ)
・肉類(鶏むね肉・豚ロース)
・豆類(大豆・納豆・豆腐)

亜鉛

アミノ酸を原料として、亜鉛が髪の毛の組織をつくります。

亜鉛がないとタンパク質(ケラチン)が合成できないので、抜け毛が増え、新たな髪が生えてきません。

亜鉛を多く含む食べ物・食品

亜鉛は、牡蠣(かき)、牛肉に多く含まれます。

・生牡蠣
・豚肉(レバー)
・牛肉
・カニ缶
・卵

ビタミン

ビタミンは髪に限らず、大切な栄養素ですが、特にたんぱく質を髪にする「亜鉛」が正常に働くには、ビタミンB2・B6とビタミンCが必要です。

また、ビタミンCなどは亜鉛の吸収を高める働きがあります。

ビタミンB2・B6とビタミンCを積極的に摂りましょう。

ビタミンB2を多く含む食べ物

ビタミンB2は、 レバー、うなぎ、納豆、卵等に多く含まれます。

豚レバー(肝臓)・牛レバー(肝臓)・鶏レバー(肝臓)・レバーペースト・うなぎ(きも)・うなぎ(かば焼)・納豆・いくら・たらこ・卵・カマンベールチーズ

ビタミンB6を多く含む食べ物

ビタミンB6は、 レバー、まぐろ、かつお等に多く含まれます。

にんにく・まぐろ・牛肉(レバー)・かつお・鶏肉(レバー・ささみ・むね肉)・豚肉(レバー)・さんま

ビタミンCを多く含む食べ物

ビタミンCは、果物、野菜に多く含まれます。

赤ピーマン・黄ピーマン・ゆず(果皮)・アセロラジュース・パセリ・芽きゃべつ・レモン

抜け毛に良くない食べ物・習慣

抜け毛に良くない習慣・嗜好品・食べ物に以下のものあがります。

●タバコ
●お酒
●コーヒー・お茶
●甘い物
●脂っこい物
●ジャンクフード

抜け毛に良くない習慣:タバコ

タバコを吸うと、髪を構成するアミノ酸の一種「シスチン」が消費されてしまい、抜け毛がすすむ原因になる可能性があります。

抜け毛に良くない嗜好品:お酒

やお酒を飲むと、髪を構成するアミノ酸の一種「シスチン」、「亜鉛」消費されてしまい、抜け毛がすすむ可能性があります。

抜け毛に良くない習慣・嗜好品:コーヒー・お茶

亜鉛はカルシウムや食物繊維、タンニン、カフェインなどと結びつくことで、体外へ排出されやすい性質があり、抜け毛がすすむ原因になる可能性があります。

抜け毛に良くない食べ物:甘い物

糖質の代謝にはビタミンB1が必要です。

糖質の摂り過ぎで、ビタミンB1が不足すると、疲労物質が蓄積され、ストレスの原因となります。

ストレスは血流を悪くするので、頭皮環境の悪化に繋がり、抜け毛がすすむ原因になる可能性があります。

抜け毛に良くない食べ物:脂っこい食べ物

脂っこいものを摂り過ぎると、頭皮の皮脂が増え、髪に栄養が生きにくくなります。

また、脂質の代謝にはB2が必要です。

B2は髪を合成する時の亜鉛の働きを助けますので、脂質の代謝にB2が回されると、B2が不足し、亜鉛が正常に働かなくなります。

脂っこいものの食べ過ぎは抜け毛がすすむ原因になる可能性があります。

抜け毛に良くない食べ物:ジャンクフード

ジャンクフードとは、糖質・脂質・塩分が多く高カロリーで、ビタミン・ミネラル・食物繊維が不足している食品のことです。

具体的にはスナック菓子やインスタント食品もあたります。

ジャンクフードを常食することで不足する栄養素には以下の物があります。
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンC
・鉄
・亜鉛
・カルシウム

この中に髪を作るのに大切なB2、ビタミンC、亜鉛が含まれています。

ジャンクフードの摂り過ぎによって、抜け毛がすすむ原因になる可能性があります。

抜け毛予防に女性が積極的に摂りたい食べ物

抜け毛には女性特有の原因があります。

女性特有の抜け毛の原因

女性特有の抜け毛の原因に女性ホルモン「エストロゲン」の減少があります。

女性ホルモン「エストロゲン」は毛周期(ヘアサイクル)を伸ばす働きああります。

男性に比べ、女性の毛周期(ヘアサイクル)が長いのは、これが一因です。

妊娠時は、女性ホルモンの分泌が増え、抜け毛が抑えられます。
しかし、産後に分泌が通常レベルに戻ると、抑えられていた抜け毛が一気に増えます。
これが産後の抜け毛が多い理由です。

また、更年期障害は女性ホルモンの減少が主原因ですが、女性ホルモンの分泌が減少することで、抜け毛が増えます。

そこで、女性が積極的に摂りたい食品は、「エストロゲン」に似た働きがあるイソフラボンです。

イソフラボンを多く含む食品

大豆イソフラボンは、大豆や大豆製品などに多く含まれます。
・納豆
・豆乳
・豆腐
・油揚げ
・大豆煮
・きな粉

最近は、大豆イソフラボンに関連して「エクオール」も注目されています。

大豆に含まれるポリフェノール、大豆イソフラボンの一種「ダイゼイン」が腸である種の腸内細菌によって代謝されると、エクオールに変化して体内に吸収されます。

即ち、大豆イソフラボンの女性ホルモンに似た作用の源が「エクオール」というわけです。
※大豆イソフラボン、エクオールについては別記事参照

抜け毛予防に男性が積極的に摂りたい食べ物

男性は女性に比べてタバコ・飲酒の習慣があります。

タバコ・飲酒は亜鉛を消費して、抜け毛の原因になる可能性があります。

タバコ・飲酒の習慣がある方は、亜鉛を含む食品を積極的に摂りましょう。

薄毛・予防のサプリメントには亜鉛が含まれていますので、サプリで補うのもおすすめです。
※薄毛・予防サプリメントについては別記事参照