私は仕事柄、1日机の前に座っています。
ある時、「座りすぎは体に悪影響はないのか?」と思い立ち、「座りすぎ」に関する本を読んでみました。
「日本人が座る時間の平均は1日8~9時間」というくだりにも納得。
座りすぎると病気のリスクが高まりますが、「寿命が縮まる」というのにはビックリ。
本に書いてあることを実践して、健康に長生きしたいと思いました。
座りすぎのリスクと対策が分かる本をご紹介します。

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座りすぎによる病気のリスク

デスクワーク電話

座りすぎによる病気のリスクは様々です。

腰痛や首・肩こりも座りすぎが一因です。
糖尿病、心臓病、脳梗塞、ガンも座りすぎによってリスクが高くなるそうです。

そして、極めつけは「座りすぎが寿命を縮める」です。

座りすぎの弊害には会社において社員の健康リスクの増大並びに仕事の能率低下もあります。
その事に気が付いたグーグルや楽天などの企業では対策に乗り出しています。

座りすぎは世界的な傾向ですが、日本は特に座っている時間が長いといいます。

座りすぎの弊害を知り、予防対策に取り組みましょう。

長生きしたければ座りすぎをやめなさい

「座りすぎが万病の元」ということを知らなかったために、座ることで健康寿命を縮めていたあなたも、この1冊を読めば正しい座り方、病気にならない座り習慣、予防運動が丸わかり。

日常の「座り」にちょっとした工夫をプラスことで、健康・長寿はぐっと引き寄せられることを証明する1冊です。

著者:岡浩一郎
経歴:早稲田大学スポーツ科学学術院教授
初版:2017/9/22
評価:5つ星のうち4.7(4件)

≪内容≫
・健康寿命は「座り方」で延ばせる!
・最新医科学でわかった!座りっぱなしが万病の原因だった
・病や死をを招く、知らず知らずに座りすぎる職場や生活習慣とは?
・たったこれだけ!自然と血流と代謝がよくなるちょっとの工夫
・とにかくいいことだらけ!立つ生活で体調も能率も格段にアップ
・体力不要!ちょっとの工夫で座りすぎ生活はカンタンに直せる!
・無意識なのに立つ→動く→もっと動くになる魔法がある

いかに日本人は座っている時間が長いか、そして座りすぎのカラダへの悪影響、及び世界的な潮流であることをこれでもかという程、書かれてます。

座りすぎの弊害を知らない日本人が多いので、啓蒙の為にこれ程、くどく書いたのでしょう。

逆に座位から立つ→動くことによる健康効果についても詳しく書かれています。

「座りすぎ」をまるで問題視されていない方には一読をお勧めします。

「座りすぎ」が寿命を縮める

世界各国の最新研究データから「座りすぎ」の怖さを詳しく、わかりやすく解説。
エビデンス(科学的根拠)に基づいた確かな知識が満載です。

著者:岡浩一郎
経歴:早稲田大学スポーツ科学学術院教授
初版:2017/10/17
評価:5つ星のうち4.

≪内容≫
・座りすぎている現代人
・座りすぎが病気のもとになっている
・仕事中にすわりすぎない環境をつくる
・座りすぎない生活習慣をつくる

前述の「長生きしたければ座りすぎをやめなさい」と同じ著者による本です。
しかも出版が1ヶ月ほどしか違いません。
勿論、出版社は異なりますが。

前作と本作の内容の違いは何でしょうか?

本書では、座りすぎの弊害の根拠となるデータがグラフ化して非常に読みやすくなりました。

そして、特徴的なのが第4章の「座りすぎない生活習慣をつくる」でしょう。
この章では、職場ではなく、家庭生活、子ども、高齢者の座りすぎの問題点と解消する為の提案が書かれています。

尚、座りすぎを予防する体操に関しては、本書では種類が増えましたが、具体的なやり方の説明がカットされています。

その点、前著「長生きしたければ座りすぎをやめなさい」には、立って出来る体操、座ってできる体操が2つずつ、具体的なやり方が説明されています。

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#66BB6A” color=”#fff” margin=”0 0 0 -8px”]さらに詳しく[/st-minihukidashi]

[st-cmemo fontawesome=”fa-search” iconcolor=”#66BB6A” bgcolor=”#E8F5E9″ color=”#000000″ iconsize=”200″]座りっぱなしは病気や死亡リスクを高める!座りすぎ対策を伝授![/st-cmemo]

本書は座りすぎの弊害と予防対策の入門書と言えます。
もっと、詳しく知りたい方は「長生きしたければ座りすぎをやめなさい」を次に読むと良いでしょう。

“座りっぱなし”でも病気にならない1日3分の習慣

テレビで大人気の”血管先生”の決定版!
座ったまま動かない習慣の血管リスクはタバコに匹敵!?

著者:池谷敏郎
経歴:医学博士
初版:2018/4/21
評価:5つ星のうち5.0(但し評価は1件のみ)

≪内容≫
・座ったまま、上半身だけでも動かせばこんなに効果がある
・「じっと動かない」生活が体も心も老けさせる
・オフィスでも、テレビを見ながらでもできる上半身エクササイズ「脱ET体操」
・座りながらできるカンタン・下半身エクササイズ
・座る時間を少なくするちょっとした習慣

前述の2冊は同じ著者の本で、座りすぎは人体への悪影響が大きいので、「座りすぎはやめましょう、そして、座位の合間に立って動きましょう」という主張でした。

その点、池谷氏の本書では、そうは言っても「立って動く」ことが難しい職場環境において、出来ることを紹介しています。

とりあえず、出来る事から取り組んでみるのが大事ですね。