リンゴ酢には、血圧を下げる効果、むくみ改善効果、血糖値の上昇を抑える効果、ダイエット効果等が期待できます。
リンゴ酢の効能効果、効果的な飲み方[いつ飲む]、リンゴ酢ダイエットの方法、自宅で簡単に出来るリンゴ酢ドリンクの作り方を徹底解説します。
最後に、おすすめのリンゴ酢もご紹介します。
リンゴ酢の効能効果
リンゴ酢は、リンゴを絞った果汁をアルコールで発酵させた果実酢です。
お酢1Lに対しリンゴ果汁が300g含まれているものを「りんご酢」と言います
りんごには、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維、ビタミンC、有機酸が多く含まれています。
本来、酢とは、酢酸(さくさん)を3~5%程度含んだ酸味のある調味料のことで、「ツン」とした香りや特徴的な味は酢酸が一因です。
酢の中でも、りんご酢は、穀物酢などの一般的なお酢よりも甘さがあり飲みやすい(フルーティー)のが特徴です。
では、リンゴ酢にはどのような効能効果が期待できるのかを具体的に見ていきましょう。
むくみ改善効果
リンゴ酢に含まれるカリウムは、体内に増えすぎた塩分の排出を促す働きがあり、むくみ改善効果が期待できる。
血圧を下げる効果
カリウムの塩分を排出する働きにより、血圧を下げる効果も期待できる。
血糖値の上昇を抑える効果
食前にりんご酢を飲むと、胃の中のでんぷんを消化する消化酵素の働きを抑制する効果があり、血液中に急激に糖質が溶け込むのを防ぐことが出来る。
結果、血糖値の急上昇を抑える効果が期待できる。
冷え性改善効果
リンゴ酢に含まるクエン酸によって新陳代謝がアップすることで、効率的にエネルギーを体温に変換できる。
結果、冷え症改善効果が期待できる。
肥満の防止効果
リンゴ酢で血糖値の急上昇が抑えられると、糖から脂肪を生成するインスリンの分泌を抑えることにつながり、糖質が脂肪になることを防ぐ。
結果、肥満防止効果が期待できる。
便秘改善効果
リンゴ酢に含まれるペクチンは、腸内の善玉菌である乳酸菌を増やす働きや、腸の中の物質と結合して、便の容積を増やして腸の運動を活発化させる効果がある。
結果、便秘を改善する効果が期待できる。
骨粗しょう症予防効果
リンゴ酢には、牛乳などのカルシウムを溶かして吸収率をよくする働きがある。
カルシウムは本来、体内への吸収率が低いので、リンゴ酢とカルシウムを併用することで、骨粗しょう症予防効果が期待できる。
疲労回復効果
リンゴ酢に含まれるクエン酸には疲労物質の乳酸を分解する働きがある。
結果、疲労回復効果が期待できる。
ダイエット効果
リンゴ酢には、クエン酸やアミノ酸が豊富に含まれ、以下の働きがある。
●クエン酸による新陳代謝アップ効果
又、リンゴ酢には肥満の防止効果や便秘改善効果もあり、ダイエット効果が期待できる。
※参照:お酢ダイエットの方法[お酢の効果・痩せる効果的な飲み方]
次にリンゴ酢の効果的な飲み方をご紹介します。
リンゴ酢の効果的な飲み方
●飲むタイミング(時間)
●飲み過ぎの害
●寝る前に飲むのは?
原液をそのまま飲まない
リンゴ酢を飲む場合は、薄めて飲むのが基本です。
※リンゴ酢ドリンクの作り方は後述
リンゴ酢を原液のまま飲むと、胃の粘膜を破壊して、胃炎、消化不良の原因にもなり、腸も荒れたりしますから、下痢や腹痛も引き起こす可能性があります。
飲むタイミング(時間)
空腹時にリンゴ酢を飲むと、胃腸が荒れる可能性があります。
空腹時に飲む場合は、牛乳やヨーグルトといった乳製品と一緒に摂取するとカルシウムも同時に補え、胃の粘膜も保護することが可能です。
食前にリンゴ酢を飲むと、血糖値の急激な上昇を抑える効果や、食欲増進の効果も期待できますが、胃腸の弱い方や、胃腸が疲れて射る時は、、牛乳やヨーグルトといった乳製品と一緒に摂取するか、何か口に入れてから飲むようにすると、胃を保護できます。
飲み過ぎの害
毎日大さじ1~2杯(15ml~30ml)のリンゴ酢を飲むと、効果が実感できると言われています。
では、飲み過ぎの害はないのでしょうか?
リンゴ酢に含まれる酢酸には若干の毒性がある為、飲み過ぎると危険です。
下痢等を引き起す可能性があります。
リンゴ酢は1日30mlに抑えるのが無難です。
寝る前
リンゴ酢は、空腹時を避ければ、いつ飲んでも構いません。
では、寝る前の時間帯はどうでしょうか?
リンゴ酢を寝る前に飲むと、疲労回復効果で翌朝スッキリ起きられる可能性があります。
但し、お酢の酸が歯に長時間付着すると、歯の表面のエナメル質が溶けて薄くなる危険性がありますので、寝る前に飲んでそのまま寝るのではなく、歯みがきをしてから寝るようにしましょう。
リンゴ酢ダイエット方法
前述の通り、リンゴ酢にはダイエット効果があります。
リンゴ酢による効果的なダイエット方法をご紹介します。
ダイエットに効果的な飲むタイミングは以下です。
●運動の前に飲む
食前に飲む
リンゴ酢を食前に飲むと、血糖値の急激な上昇を抑え、糖が脂肪になるのを抑える効果があります。
但し、空腹時は避けましょう。
※リンゴ酢の食前に飲む方法は前項をご参照ください。
運動の前に飲む
リンゴ酢に含まれるアミノ酸には脂肪燃焼効果があります。
運動の前にリンゴ酢を飲むことで、脂肪燃焼を効率良く行えます。
ここまで「リンゴ酢を飲む」と言う表現を度々使ってきましたが、この場合の「リンゴ酢」は「リンゴ酢ドリンク」のことです。
もちろん、リンゴ酢は「リンゴ酢ドリンク」だけでなく、料理やドレッシングに使えますが、毎日手軽に続けられるのは、「リンゴ酢ドリンク」です。
次にリンゴ酢ドリンクの作り方をご紹介します。
リンゴ酢ドリンクの作り方
リンゴ酢ドリンクは市販されていますが、自宅でも簡単に手作りできます。
勿論、リンゴ酢ドリンクを作る時間がない、面倒といった方は市販のリンゴ酢ドリンクをご利用下さい。
用意するモノ
②冷えたお水(炭酸水)
②蜂蜜
作り方
リンゴ酢と水の割合ですが、1:10が目安です。
リンゴ酢大さじ1杯(15ml)の場合は、水150ml。
冷えたお水より、炭酸水で割った方が美味しいです。
▶炭酸水はソーダストリーム等の炭酸水メーカーで作ると随分と安くできます。⇒炭酸水メーカー(ソーダマシーン)の選び方~機種の違いと選ぶポイント
▶炭酸水はクエン酸と重曹でも作れますが、その場合、化学反応で塩も生成され、しょっぱくなりますので、リンゴ酢ドリンクには不向きです。⇒炭酸水の作り方~重曹+クエン酸で簡単に作る手づくり炭酸水
さらに、蜂蜜を加えると飲みやすくなります。
※オリゴ糖もオススメです。
蜂蜜とリンゴ酢の量は1:1。
「酸っぱいのが苦手」「甘目が好き」と言う方は、2:1。
逆に「甘さ控えめがいい」「酸っぱいの好き」といった方は1:2の割合で。
以上はあくまでも目安なので、量を加減して、自分の好みにあった味に合わせて下さい。
勿論、冬場等にホットもOKです。
※炭酸水はホットにすると気が抜けるので不可
次に通販で人気のおすすめのリンゴ酢をご紹介します。
おすすめのリンゴ酢
リンゴ酢には「リンゴ酢」以外に「純リンゴ酢」があります。
「リンゴ酢」と「純リンゴ酢」の違いは何でしょうか?
「リンゴ酢」と「純リンゴ酢」の違い
「リンゴ酢」と「純リンゴ酢」の違いは、原料です。
「純リンゴ酢」はリンゴ100%に対して、「リンゴ酢」はリンゴ(果汁)+醸造アルコール+αが原料です。
●「純リンゴ酢」:原料はリンゴ100%
●「リンゴ酢」の原料:リンゴ(果汁)+醸造アルコール+α
「リンゴ酢」の方がさっぱりした味で、「純リンゴ酢」よりは安いです。
どちらが良いとも言えなので、実際に飲んでみて自分にあった味を選んでみてください。
私のおすすめはリンゴ100%の「純リンゴ酢」です。
内堀醸造 純りんご酢(500mL)
内堀醸造は、酢ソムリエとして活躍されている内堀光康さんの会社です。
ちなみに、「酢ソムリエ」は公的な資格ではなく、「自称」です。
但し、登録商標されているらしく、他の方は「酢ソムリエ」は名乗れないようですね。
楽天みんなのレビュー・口コミでは5星中4.68(106件)、アマゾンは4.2(99件)と高評価です。
特長
●りんご果汁からアップルワインをつくってから酢にした本格品の果実酢です。
●香りがよく、りんごの旨味と酸味、甘味の調和がとれています。
●酸度4.5%
飲み方・食べ方
・純りんご酢1に蜂蜜2を加えてシロップを作り、水や炭酸水で4~5倍に薄めてバーモントドリンクとしてお飲みください。
・また、油と酢を3:1、あとはお好みにより塩・コショウ・各種スパイスで味を整えるとサラダドレッシングとしてもお使いいただけます。
ミツカン 純りんご酢(500mL)
お酢と言えば、ミツカンというほど有名なお酢メーカーです。
口コミ件数は少ないですが、楽天みんなのレビュー・口コミでは5星中4.27(11件)、アマゾンは5.0(3件)と高評価です。
特長
●国産りんご果汁だけを原料にした、まろやかな風味とソフトな口あたりのお酢です。
●バーモントドリンクやドレッシング・マリネ等の洋風料理に最適です。
飲み方・食べ方
そのままお飲みいただくと、胃やのどがあれることがありますので、水などで、必ず5倍以上に薄めてお飲みください。
刺激を強く感じる場合は、使用をお控え下さい。
【用途】
バーモントドリンク・ドレッシング・マリネ