石鹸シャンプーは余分な成分が含まれていないので髪本来の健康を取り戻し、抜け毛・薄毛の予防やサラサラヘアになる効果が期待できます。
固形石鹸は石鹸シャンプーの代りになるのでしょうか?危険は?
固形石鹸でシャンプーする効果、やり方、おすすめの石鹸もご紹介します。

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石鹸シャンプーとは?

無添加石鹸

石鹸シャンプーはざっくりいえば、水と固形石鹸で出てきます。

それならば、「わざわざ石鹸シャンプーを使わなくても、固形石鹸でシャンプーすれば、石鹸シャンプーの代りになるのではないか?」という考えが浮かびます。

そもそも、石鹸とは何なのでしょうか?
どうやって作るのでしょうか?
石鹸には固形石鹸と液体石鹸がありますが、製法に違いがあります。

固形石鹸と液体石鹸の作り方

固形石鹸(純石鹸)と液体石鹸の違いは製法にありました。

石鹸は、界面活性剤の一種であり、動植物の油脂を原料をアルカリで煮りることで作られます。

このアルカリの種類で固形石鹸と液体の石鹸に分かれます。

●固形石鹸
脂肪酸ナトリウムを使用。
ソーダ石鹸(=ナトリウム石鹸)と呼ばれている。

●液体石鹸
脂肪酸カリウムを使用。
カリ石鹸と呼ばれている。

一般的にはカリウム石鹸のほうがナトリウム石鹸よりも低刺激で保湿力も高いとみなされていまず。

次に固形石鹸と石鹸シャンプーの基本的な違いは何でしょうか?

固形石鹸と石鹸シャンプーの違い

●固形石鹸
体を洗う事が目的。

●石鹸シャンプー
頭(頭皮と髪)を洗う事が目的。

固形石鹸と石鹸シャンプーの基本的な違いは、固形石鹸と液体石鹸の違いと同じと考えてよいのではないかと思います。

そして、固形石鹸(純石鹸)は体に、石鹸シャンプーは頭皮や髪に良い成分が配合されることがあります。
※全く他の成分を配合していない、石鹸シャンプーもあります。
ミヨシ石鹸の「せっけんシャンプー」がそれです。
[関連記事]石鹸シャンプーとは?メリット(効果)・デメリット・使い方は?

固形石鹸でシャンプーはOK?それとも危険?

固形石鹸でシャンプーすることについて調べてみると、OKと言う人とNGという人に分かれました。
※まあ、何事も肯定派と否定派がいるわけですが。

固形石鹸でシャンプーするのはOK!

昔、固形石鹸で頭を洗ったことがありますが、髪がギシギシになった記憶があります。

固形石鹸でシャンプーするのは、頭が短い男性ならともかく、女性は無理でしょうと思いきや、固形石鹸でシャンプーをしている女性がちょこちょこ見つかりました。

洗い方にコツがありました。

固形石鹸でシャンプーするやり方

・固形石鹸はエデト塩酸やパラベン、香料などの添加物が入った「化粧石鹸」より、天然素材の石鹸素地(脂肪酸ナトリウム、または脂肪酸カリウム)だけでできた「純石鹸」がおすすめ。

・頭を洗う時は、固形石鹸を頭にゴリゴリとこすりつける。これで泡立つそうです。
・洗髪後は石鹸シャンプー専用のリンスを使う
※固形石鹸でシャンプーをするやり方について詳しくは別記事参照

次に「固形石鹸でシャンプーするのは絶対ダメ!」というNG派の意見を見てみましょう。

固形石鹸でシャンプーするのは危険!

固形石鹸でシャンプーするのは危険と主張する方の根拠は以下の3点です。

①キューティクルが開いて髪が傷む
②カラーリングやパーマが落ちやすくなる
③石鹸カスが頭皮に残りやすい

キューティクルが開いて髪が傷む

固形石鹸はアルカリ性なので、固形石鹸でシャンプーするとキューティクルが開いて髪の毛の水分や栄養分が流れでてしまい傷みやすくなる。

カラーリングやパーマが落ちやすくなる

これも上記と同じ理由です。
固形石鹸の強いアルカリ性によってキューティクルが開いてしまいカラーが落ちやすくなってしまう。

石鹸カスが頭皮に残りやすい

シャンプーよりも固形石鹸の成分は頭皮に残りやすいため、正しい洗い方ができていないと頭皮トラブルの原因となってしまう。

ただ、上記の根拠には多少疑念があります。

①固形石鹸がアルカリ性でNGというのなら、石鹸シャンプーもNGということになる。
②も同じです。
③これに関しては、固形石鹸をよく泡立てすればいい話です。

そして、そもそも、強い洗浄力の固形石鹸が前提にあっている感があります。

固形石鹸シャンプーの肯定派は「純石鹸」を勧めています。

純石鹸とは?

純石鹸は、「脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウムが98%以上のもの」と規格が定められています。
※残り2%は、製造工程で生まれる不純物です。

純石鹸は界面活性剤のみでそれ以外に余分な成分が配合されていない石鹸と言えます。

固形石鹸でシャンプーする場合は、純石鹸がおすすめです。

純石鹸のおすすめは?

以下の「ねば塾 白雪の詩」は通販で人気(5つ星のうち4.5と高評価)の純石鹸です。
全成分は脂肪酸ナトリウム、水分、グリセリンです。

刺激が強い成分が入っていないので、敏感肌・アトピーの方・赤ちゃんを持つ方に特に好評です。
食器洗いに使っている方も。

[口コミ]
全身に使用していますが、特にシャンプーとしてかなりかなり優秀です。
普段は、固形石鹸(白雪の詩、アレッポ)かジョンマスターオーガニックシャンプーで洗髪していますが、どの石鹸よりもこの石鹸で洗うとサラサラ軽く仕上がります。
石鹸洗髪のネックである、石鹸かすによる重さやベタつき、きしみがかなり少ないです。
ブラッシング後予洗いして、しっかりお湯を足しながらモコモコの泡で洗い、勢い良くしっかり流せば石鹸カスはきれいに落ちクエン酸入りのお湯ですすげばきしみはほぼなくなります。私はロングヘアなので、ジョンマスターのデタングラーをお湯に溶かし髪を泳がせると仕上がりは更にサラツヤです。
香りもなく、妊娠中も気分が悪くならないので愛用しています。
経皮毒をひしひしと実感しているので、市販のシャンプー、ボディソープは二度と使いたくありません。
子供にも大人にも安心して使える石鹸です。」

上記の口コミは、固形石鹸を石鹸シャンプーの代わりに使う時に非常に参考になる体験談ではないでしょうか?

・どの石鹸よりも「ねば塾 白雪の詩」で洗う(シャンプーする)とサラサラ軽く仕上がります。
・石鹸洗髪のネックである、石鹸かすによる重さやベタつき、きしみがかなり少ない
・ブラッシング後予洗いして、しっかりお湯を足しながらモコモコの泡で洗い、勢い良くしっかり流せば石鹸カスはきれいに落ちる
・クエン酸入りのお湯ですすげばきしみはほぼなくなる
・私はロングヘアなので、ジョンマスターのデタングラーをお湯に溶かし髪を泳がせると仕上がりは更にサラツヤ

ジョンマスターオーガニック「ベアデタングラー」

香りに敏感なマタニティ時期や、お子さまにも使いやすい無香料のコンディショナー。

すべての髪タイプを潤しながらサラサラに整えます。
しっとりまとまるツヤ髪へ。毛先までしっかりと保湿して乾燥から守ります。

まとめ

固形石鹸は石鹸シャンプーの代りになるのどうかについて肯定派に軍配があがりました。

単に使えると言うだけでなく、髪の短い男性だけでなく、ロングヘアの女性も固形石鹸シャンプーを実践されているのには驚きました。

但し、固形石鹸でシャンプーする時は正しいやり方をしないとトラブルの元です。

・純石鹸を使う
・ブラッシング後予洗いして、泡立てて洗う
・しっかり、洗い流す
・洗髪後は石鹸シャンプー専用のリンス(コンディショナー)を使う

最初は髪がギシギシ、ゴワゴワしますが、続けている内にサラサラヘアに…。

但し、髪質によっては合わない石鹸シャンプーが合わない場合がありますので、ご注意下さい。