健康に良いと言われるお酢。
お酢には種類があります。
米酢とは?米酢と穀物酢の違いは何でしょうか?
米酢にはどのような効果効能があるのでしょうか?
そして、米酢の効果的な飲み方は?
米酢とは?穀物酢の違い・効果効能&米酢の効果的な飲み方をスッキリ解説します。
米酢とは?
米酢は白米を発酵させ酢に加工したものです。
もう少し詳しく言うと、米酢は原材料の白米(または玄米)を蒸し、それらに麹菌と水を加えてアルコール発酵させて作ります。
白米には少量のビタミンB群が含まれるだけでそれほど栄養価は高くないと言われています、米酢にすると15種類のアミノ酸と70種類以上の有機酸が生まれます。
米酢はクエン酸を多く含んでおり、その健康効果は高いものがあると近年の研究でも明らかになってきました。
「米酢」の読み方
「米酢」の読み方は、「コメズ」と「ヨネズ」の2通りがありますが、どちらも辞書に載っており正しい読み方です。
ミツカンの「米酢」は、お米を原料にしたお酢であることがわかりやすいように発売当初から「コメズ」としているそうです。
米酢と穀物酢の違い
米酢と穀物酢の違いは原料の違いですが、その違いが味や風味の違いとなり、適した料理の違いになります。
原料の違い
米酢は穀物酢とは違い、米のみを主原料とし醸造して作られたお酢です。
味・香りの違い
米酢米の味わいはまろやかで、米の甘みと旨み・風味が生きたお酢になっています。
※米酢の原料には白米と玄米がありますが、「米酢」と言った場合、一般的に白米で作ったお酢を指します。
※玄米が原料の米酢は特に玄米酢と呼びます。
※米を原料にした酢にはこの他に黒酢もあります。
一方、小麦や酒かす、コーンなどをブレンドして作られる穀物酢は香りがあまりないので、加熱による影響はほとんどありません
米酢は、穀物酢に比べて香りが強いのが特徴ですが、この香りは加熱すると消えてしまいます。
適した料理の違い
米酢は酢の物や南蛮漬けなど加熱をしない料理に最適。
特に米酢はすし飯との相性が一番良いとされていて、プロの寿司職人などはほとんど米酢を使っているそうです。
一方、穀物酢は加熱する料理に向いています。
また、穀物酢は米酢に比べて値段が安いので、経済的な面でも加熱する料理に最適です。
米酢と穀物酢の違い比較表
米酢と穀物酢の違いを表にまとめてみました。
穀物酢 | 米酢 | |
---|---|---|
原料 | 麦・米・小麦・酒粕・コーンなどをブレンド | 白米 |
香り | あまりない | 強い |
味 | クセのない、シンプルなさっぱり味 | まろやか |
適した料理 | 加熱する料理/中華・洋風を中心に何でも合う | 加熱しない料理/主に和風料理 |
値段 | 安い[ミツカン穀物酢500ml:115円] | 高い[ミツカン米酢500ml:213円] |
※玄米を原料にした米酢は玄米酢と呼ばれます。
米酢の効果効能
米酢には様々な健康効果があり、近年テレビや雑誌でも数多く取り上げられています。
以下の効果は米酢に限ったものではなく、お酢全般に言える効果です。
ダイエット効果
お酢に含まれるアミノ酸とクエン酸には脂肪の燃焼を助ける働きがあり、ダイエット効果が期待できます。
疲労回復効果
運動の後や仕事で疲れている時などは、恐らく身体に乳酸が蓄積され、酸性の身体になっています。
お酢にはクエン酸が含まれます。
クエン酸は乳酸と呼ばれる疲労物質を分解する働きがあるので、疲労を回復する効果が期待できます。
腎臓結石予防効果
お酢には腎結石の成長を阻害するクエン酸が高濃度に含まれています。
40歳以上の男性に多いとされている腎臓結石ですが、予防のためにもお酢を飲むと良い効果があるとされています。
肩こり改善効果
お酢には動脈硬化などの原因となるドロドロ血液を、キレイに流れやすくする効果があるとされています。
これにより、腰痛や肩こりと言った血流が原因の病気の予防・改善をする効果が期待されています。
お酢には肩こり等を改善する効果が期待できます。
高血圧抑制効果
お酢には高血圧の人には血圧低下効果があることがわかりました。
お酢には高血圧抑制効果が期待できます。
尚、血圧が正常な人がお酢を摂取しても血圧は低下しません。
ご安心下さい。
便秘改善効果
お酢には胃酸の分泌を促す作用があり、胃酸やお酢の成分そのものが胃や腸を刺激し、ぜん動運動を活発にすると言われてます。
さらに、お酢には、腸内の善玉菌を増やすことで、便通の改善効果が期待できます。
内臓脂肪を減らす効果
お酢には毎日摂ることで、内臓脂肪を減らす働きがあることがわかってきました。
お酢には内臓脂肪を減らす効果が期待できます。
食欲増進効果
お酢のさっぱりとした酸味が、味覚や嗅覚を刺激し、唾液や胃液の分泌を促し、食欲増進に繋がります。
夏場、暑くて食欲のない時期には最適です。
お酢には食欲増進効果が期待できます。
血中脂質低下効果
お酢の主成分である酢酸には、高めの血中脂質を低下させる働きがあることがわかってきました。
お酢には血中脂質低下効果が期待できます。
米酢の効果的な飲み方
米酢は少し酢酸成分が強いので原液をそのままお飲み頂くのは飲みづらいかと思われます。
※米酢ドリンクのレシピは別記事参照
米酢を毎日の生活に取り入れる場合はドレッシングや酢の物に入れ、他の食材と一緒に食べていただくのがオススメです
米酢を飲むタイミング
米酢に限らず、お酢全般に言えることですが、お酢は酸性なので、空腹時に飲んでしまうと、胃を痛める可能性があります。
米酢の1日使用量目安
1日の使用量の目安は15ml程度が良いとされています。
お酢を飲んだら歯を磨く?
お酢の成分が口の中に残っていると歯のエナメル質を溶かしてしまう恐れがありますので、お酢飲んだ後は必ず歯を磨きましょう。