養毛剤とは頭皮や髪を健やかな状態に保つためのもので化粧品に分類されます。これに近いのがヘアローションやヘアトニックです。
養毛剤の効果・メリットは?デメリットは?
養毛剤と育毛剤・発毛剤との違いは?
養毛剤の効果的な使い方は?
養毛剤に関する疑問をスッキリ解決!
養毛剤とは何?
薄毛対策アイテムには、発毛剤、育毛剤の他に養毛剤があります。
養毛剤とは頭皮や髪を健やかな状態に保つためのもので、薬機法の分類では化粧品にあたります。
養毛剤と育毛剤・発毛剤の違い
養毛剤は生えている毛をケアする点では育毛剤と同じですが、効果は育毛剤よりもマイルドです。
●養毛剤:化粧品
●育毛剤:医薬部外品
●発毛剤:医薬品
効能・効果は、以下の順になります。
養毛剤 < 育毛剤 < 発毛剤
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化粧品・医薬部外品・医薬品の分類とは?
ヘアケア製品は薬機法で、医薬品・医薬部外品・化粧品の3つに分類されています。
各々には以下の違いがあります。
●医薬品:いわゆる「薬」のことで、病気の治療・予防効果が厚生労働省により認められたものです。
●医薬部外品:医薬品に比べて作用が緩和なことが特徴で、認められた効果・効能については表示することができます。
●化粧品:医薬部外品と比較してもさらに効能・効果が緩和で、清潔にする、美化する、魅力を増す、健やかに保つなどの目的で使用される製品です。
効能・効果は、以下の順になります。
化粧品 < 医薬部外品 < 医薬品
養毛剤の効果・メリット
養毛剤とは具体的にどういった商品のことなのでしょうか?
養毛剤として知られるのはヘアローションやヘアトニックです。
しかし、一般的には養毛剤=育毛剤として認識されています。
ここではヘアローションやヘアトニックを養毛剤としてとらえ、話を進めます。
養毛剤の効果・メリットとは、ヘアローションやヘアトニックの効果・メリットとなります。
※ヘアローションやヘアトニックについて詳しくは別記事参照
ここでは通販で人気の頭皮ローションを取り上げます。
頭皮ローション「キュレル 頭皮保湿ローション」
●効果
フケ・かゆみをおさえて、潤ってすこやかな頭皮に保ちます。
あくまでも「頭皮保湿ローション」を謳っているので、頭皮の乾燥による「かゆみ」「ふけ」「カサつき」が対象です。
セラミドが不足すると、バリア機能が低下して、肌荒れしやすい状態になるので、セラミドの働きを守り補い、潤いを与えるケアが目的です。
●口コミ
「頭皮が乾燥、痒みが発生した時につけ、夜中も痒みで起きる事もあり、つけてしばらくするとおさまるので、睡眠不足が以前よりは、改善されました。」
「産後の頭皮のかゆみに効きました。ホルモンバランスの乱れで、バリア機能が低下していたのだと思います。完全におさまったわけではないですが、化粧品の働きとしてはこれで充分です。」
養毛剤のデメリット
養毛剤をヘアローションやヘアトニック(化粧品)と考えた場合、育毛や発毛の効果は全く期待できません。
「キュレル 頭皮保湿ローション」のデメリット
「キュレル 頭皮保湿ローション」のパッケージに記載がある注意事項から抜粋します。
●傷、はれもの、湿疹等以上のある所に使わない。
●肌に異常が生じていないかよく注意して使う。
●肌に合わない時、使用中に赤み、はれ、かゆみ、刺激、色抜け(白斑等)や黒ずみ等の異常が出た時、直射日光が当たって同様の異常が出た時は使用を中止し、皮膚科へ相談する。
●使い続けると症状が悪化する事がある。
「キュレル 頭皮保湿ローション」の使い方
1日1回がご使用の目安です。
1.ノズルの先を頭皮に軽くあてます。
※ノズルを頭皮に強く押し付けないようにしてください。
2.ボトルを押して液を出します。
3.指の腹で、良く馴染ませます。
まとめ
養毛剤と育毛剤とでは厳密には内容が異なり、養毛剤は具体的にはヘアローションやヘアトニックに当たるのですが、そうなると、「養毛」という役割からはずれてしまいます。
ヘアローションやヘアトニックの主目的は、頭皮の乾燥による「かゆみ」「ふけ」「カサつき」の改善です。
最も、育毛トニックになると、育毛効果が期待できます。
しかし、その場合の育毛トニックは医薬部外品です。
※育毛トニックは別記事参照
養毛剤を取り上げましたが、一般的には、養毛剤=育毛剤という認識でおちつきそうです。
▶育毛剤については⇒育毛剤とは?育毛シャンプーや発毛剤の違い・効果・デメリット・使い方