花粉の飛散量は、前年の夏の気候と花粉量によって決まります。
地域差がありますが、一般的に3月にスギ花粉、4月にヒノキ花粉の飛散量がピークを迎えます。
花粉症の方はまだまだ安心できません。
かくいう私も花粉症との付き合いは長いです。
但し、薬を飲まない方針なので、それ以外のことをあれこれ試して来ました。お蔭様で、花粉症の症状は年々軽くなっています。
花粉症の症状・原因・対策(薬・グッズ・食品)をざっくりスッキリと解説します。
花粉症の症状
花粉症の症状で代表的なものは以下の点です。
①目のかゆみ
②くしゃみ
③鼻水・鼻詰まり
花粉症の症状にはこの他に、咳、鼻詰まり、皮膚のかゆみ、肌荒れ、頭痛、倦怠感等があります。
花粉症と風邪の症状の違い
花粉症と風邪の症状には似ている部分もありますが、決定的に違いものもあります。
目のかゆみ
それは「目のかやみ」があるかどうか。
風邪で目がかゆくなることはありません。
風邪に似た症状だが、「目のかやみ」があると言うなら、花粉症の可能性が大です。
鼻水の種類
次に鼻水の種類に違いがあります。
花粉症の症状の鼻水はサラサラしています。
これは、花粉を洗い流そうとする体の反応です。
それに対して、風邪の場合は始めこそ、サラサラした水のような鼻水ですが、やがて黄色い粘っこい鼻水に変わります。
症状が出る期間
そして、症状が出る期間に違いがあります。
風邪の症状は大抵2週間で収まりますが、花粉症は花粉の飛散する期間中、症状が起こります。
花粉症が発症する時期はアレルゲンである花粉の種類によるので個人差がありますが、一般的にはスギ花粉が飛散する2月~4月(地域に寄り若干ことなります)の2ヵ月間、症状が出る方が多いと思います。
風邪とは違い、圧倒的に症状が出るのが特長です。
では、何故、花粉症ではこのような症状が出るのでしょうか?
花粉症の原因
花粉症は花粉が原因で引き起こされるアレルギー反応です。
人間の体は、異物が体に侵入した時、異物を排除する免疫システムがあります。
花粉を異物と認識し、花粉を攻撃する、体外に排出しようとする時に現れるのが花粉症の症状です。
鼻水:鼻腔内の花粉を洗い流そうとする
くしゃみ・咳:花粉を吹き飛ばそうとする
目・肌のかゆみ:花粉を攻撃するヒスタミンという成分がかゆみを起こす
花粉症対策
花粉症対策は大きく3つです。
①花粉をブロック
②花粉症の症状を抑える
③体質改善する
花粉対策グッズ
花粉対策グッズは花粉をブロックすることが主に目的です。
・メガネ
・マスク
・スプレー
※花粉症対策グッズ~2019年スプレーおすすめ比較ランキング[顔用]
・空気洗浄機
薬・治療
主に薬と治療になります。
病院は耳鼻咽喉科が花粉症の担当です。
・薬
・注射
・免疫療法
・手術
「薬」と「注射」は花粉症の症状を抑える対症療法です。
目薬や鼻洗い薬もあります。
「免疫療法」は医師の監督の元、行わないと危険です。
また、「免疫療法」は時間がかかり、簡単ではありませんが、「体質改善」という観点では、一番効果があると言えるでしょう。
最後に「手術」。
これは、鼻の粘膜を焼くというものです。
お茶・食品
内容としては、腸内環境を良くする(=免疫力アップ)、アレルギーを抑制する働きがある成分を含む食品を摂取する事にあたります。
これらは薬と違って副作用がない、眠くならないのが利点です。
但し、薬と違って即効性はありません。
花粉飛散時期より前から生活に取り入れましょう。
・食品(ヨーグルト・他)
・お茶(べにふうき茶・他)
・サプリメント
体質改善
花粉症は花粉がアレルゲンとなって起こるわけですが、何故、発症する人とそうでない人がいるのか、これについてはまだ解明されていません。
1つ言えることは「体質」の違いではないかということ。
そこで、体質を改善することで花粉症の症状を軽減することが期待できるのではないかという考え方が成り立ちます。
しかし、一言に「体質改善」と言っても簡単ではありません。
前述の「免疫療法」はこの「体質改善」に当たります。
それ以外に出来ることは、食習慣を含めた生活習慣の改善です。
前項の「お茶・食品」等を花粉飛散時期だけでなく、普段から積極的に摂取することで、「体質改善」が期待できます。