緑茶とコーヒーを1:1で混ぜて食前に飲むだけの緑茶コーヒーダイエット。
糖質制限等の食事制限の必要が無く、手軽に実践できるので人気です。
しかし、中には緑茶コーヒーを飲んでいるが、「効果なし」「痩せない」と言う方も。
その原因は何でしょうか?
緑茶コーヒーダイエットに成功する効果的な飲み方を徹底解説します。
緑茶コーヒーダイエットとは?
緑茶コーヒーダイエットとは、ダイエット外来の専門医 工藤孝文医師が考案したダイエット方法です。
工藤医師自身、緑茶コーヒーダイエットを自ら実践し、10ヶ月で体重が92㎏から67kgまで25kg減量に成功しており、工藤医師の減量外来に訪れた患者さん100人も平均6.2kgのダイエットに成功しているとのこと。
緑茶コーヒーダイエット本
工藤医師はその名もずばあり「緑茶コーヒーダイエット」と言う本を書いています。
緑茶コーヒーダイエットの口コミ
本「緑茶コーヒーダイエット」のアマゾンカスタマーレビューは4.1(245件)と高評価です。
口コミを少し紹介します。
「実際にやってみると効果もすぐ出てきました。毎日飲めて健康に良ければ、するしかないです!」
「コーヒー嫌いの人には特に効果があるのか、こんなもの飲みたくないと思うからか、食欲が落ちて『食べる』ことに冷静になります。体重は計っていませんが、服のサイズが(特に背中からお尻)苦しい運動なしに小さく軽くなり、動くのが好きになりました。」
「思ったよりも飲みやすいです!これなら続けられそうです。続けるために私はインスタントコーヒーとペットボトルの緑茶でやっています。」
工藤医師のダイエット関連本
工藤医師にはダイエット関連の著書が多いですが、おからダイエットの本も出版しています。⇒「おからパウダー」ダイエットのおすすめ本
おからダイエットは、コーヒー+おからパウダーでした。
さて、緑茶コーヒーダイエットの方法は極めて簡単です。
1日に3回、食前に緑茶とコーヒーを1:1で混ぜて飲むだけ。
それ以外は、普段通りの食事でOK。
糖質制限等の食事制限は一切必要ないという驚異のダイエット方法です。
何故、1日に3回、食前に緑茶とコーヒーを1:1で混ぜて飲むだけで、ダイエットに効果があるのでしょうか?
緑茶コーヒーダイエットの効果
緑茶には緑茶ダイエット、コーヒーにはバターコーヒーダイエットがありますが、工藤医師の考案した緑茶コーヒーダイエットは、緑茶+コーヒー。
その秘密は緑茶とコーヒーの相乗効果にありました。
●緑茶の効能
●コーヒーの効能
●緑茶とコーヒーを同時に摂ることによる相乗効果
緑茶・コーヒーに含まれる成分
緑茶・コーヒーには以下の成分が含まれます。
緑茶
●カテキン
●カフェイン
●テアニン
コーヒー
●クロロゲン酸
●カフェイン
緑茶・コーヒーに含まれる成分の効能
緑茶・コーヒーに含まれる成分には以下の効能があります。
●カフェイン:脂肪燃焼効果
●カテキン:腸内の善玉菌を増やす・急激な血糖値の上昇を抑える
●クロロゲン酸:食後血糖値の上昇を抑える
●テアニン:リラックス・過食予防・睡眠改善効果
緑茶とコーヒーを同時に摂ることによる相乗効果
緑茶とコーヒーの効能を見るといずれもダイエットに効果が期待できる成分が配合されており、緑茶とコーヒーを同時に摂ることで、効果がUPすることは想像がつきます。
しかし、緑茶とコーヒーを同時に摂ることによるメリットはそれだけではありません。
実は、痩せ効果のあるコーヒーのクロロゲン酸は食後血糖値の上昇を抑えますが、同じくコーヒーに含まれるカフェインは一時的に血糖値を上昇させてしまう性質があります。
「血糖値の上昇」はダイエットの大敵です。
糖質制限食がダイエットに効果があるのも、「血糖値の上昇」を抑える食事方法だからです。
しかし、コーヒーに緑茶を加えることで、カテキンに含まれるエピガロカテキンガレートという成分が、小腸からの糖質の吸収量を減らし、急激な血糖の上昇を抑えてくれます。
これが、緑茶とコーヒーを同時に摂る最大のメリットです。
それ故、緑茶とコーヒーを混ぜる量は1:1が最適なのです。
緑茶コーヒーの作り方
緑茶コーヒーダイエットの作り方は簡単です。
緑茶とコーヒーを1:1で混ぜるだけ。
緑茶コーヒーのお湯の量
ドリッパーでコーヒーを、急須で緑茶を作り、半々混ぜるのが基本的な作り方ですが、量はどれくらいが適当でしょうか?
一杯200mlと言う説も、1回250~350mlと言う説もあり。
緑茶コーヒー一杯200mlの場合は、緑茶100ml、コーヒー100mlを混ぜることになります。
さて、緑茶コーヒーを入れるカップですが、レギュラーコーヒー用のレギュラーカップの容量はおよそ120ml~150ml。
これでは全然足りません。
縦長のマグカップの容量は200ml~250mlぐらいなので、マグカップが適当ではないでしょうか?
尚、量の正確に計る為、耐熱計量カップがあると便利です。
インスタントコーヒーでは効果なし?
コーヒーはいつもインスタントコーヒーを飲んでいるという方に。
緑茶コーヒーを作る時にインスタントコーヒーではダメなのでしょうか?
コーヒーはカフェインとクロロゲン酸が入って入れば、インスタントコーヒーでもOKです。
インスタントコーヒーはそもそも、ドリップ式で抽出したコーヒーの水分を飛ばしたものです。
インスタントコーヒーにもカフェインとクロロゲン酸が入っています。
粉末緑茶では効果なし?
普段、緑茶を急須に入れて飲む習慣がない、と言う方に
緑茶コーヒーを作る時に、粉末緑茶はダメなのでしょうか?
緑茶はカテキンとテアニンが入って入れば、緑茶を粉末にした粉末緑茶でも可です。
粉末緑茶は茶葉を丸ごと粉末にしているので、カテキンとテアニンが含まれます。
▶おすすめの粉末緑茶6選粉末緑茶おすすめ6選徹底比較[大袋入り・スティック]値段・内容量・産地・無農薬・口コミ
緑茶とコーヒーの量
緑茶コーヒーのお湯の量は多めだと薄くなり、少なめだと濃くなります。
では、緑茶コーヒーを作る入れる緑茶とコーヒーの量はどれくらいが適当でしょうか?
ネットで緑茶コーヒーの作り方の情報を見ると、「緑茶とコーヒーを1:1で混ぜる」とはありますが、肝心な緑茶とコーヒーそのものの量についての記述がありません。
通常通りと言う事でしょうか?
参考までにインスタントコーヒーと粉末緑茶の量を記述しておきます。
インスタントコーヒーの量
日本インスタントコーヒー協会によれば、「一般的な使用量として、コーヒーカップの場合は、 ティースプーン1杯(約1.5g)にお湯(140ml)、 マグカップの場合は、ティースプーン山盛り1杯(約2g)に お湯(190ml)が適量です。」とあります。
粉末緑茶の量
スティックタイプの粉末緑茶は0.8g入りが多いですが、1スティクに加えるお湯(水)の量はお湯は100ml、水は500mlペットボトルと様々。
また、袋タイプでは、湯呑は0.3~0.5g(ティースプーン1/3杯~半分)、500mlペットボトルは1.5g~3gというケースも。
製品によって、適量は異なるようです。
粉末緑茶とインスタントコーヒーを使う場合は、製品ごとの適量に準じて作り、緑茶とコーヒーを1:1の分量で混ぜるのが無難かと思われます。
インスタント緑茶コーヒーは可?
「緑茶とコーヒーを100mlずつ混ぜるのは面倒」と言う方方もおられるのではないでしょうか?
探してみたら、緑茶コーヒーのスティックタイプが販売されていました。
その名も「ファイン 緑茶コーヒーダイエット」。
緑茶コーヒーダイエットの考案の工藤医師の監修、製造は「血圧が高めの方のファインコーヒー」等を販売する株式会社ファインですので、安心です。
作り方は簡単。
粉末をお湯またはお水に溶かすだけです。
栄養成分には、カテキン、クロロゲン酸、カフェイン量が明記されています。
緑茶コーヒーの効果的の飲み方
緑茶コーヒーの基本的な飲み方は「緑茶とコーヒーを1:1で混ぜて、1日3回食前に飲む」ということでさらに細かく見ていきます。
緑茶コーヒーを飲むタイミング
緑茶コーヒーを飲むタイミングは「食前」とありますが、「食事の15分前」に飲むのが理想的です。
「食前」に飲むと、食後の糖質・脂質の吸収を最大限に抑える効果が期待できます。
さらに、お湯を200ml~350ml摂ることで、お腹が膨れ、食べ過ぎを防いでくれる効果もあります。
「食事の”直前”」に飲むと言う情報もありますが、「食事の15分前」の飲むのが難しい場合は、食事の時にまず最初に緑茶コーヒーを飲みましょう。
これはおからダイエットやおからコーヒーダイエットでも推奨されている方法です。⇒おからパウダーの効果とダイエットの効果的方法[テレビ得損]
緑茶コーヒーダイエットで間食をすると効果なし?
「血糖値の急激な上昇」はダイエットの大敵です。
緑茶コーヒーダイエットで間食は禁止されていませんが、間食を摂るなら、間食の前に緑茶コーヒーを飲みましょう。
緑茶に含まれるカテキン、コーヒーに含まれるクロロゲン酸には血糖値の上昇を抑制する効果があります。
緑茶コーヒーは食後に飲むと効果なし?
コーヒーと言うと食後に飲む方は多いのではないでしょうか?
しかし、緑茶コーヒーダイエットは食前に飲むのが基本です。
ダイエット効果を期待するなら、食前に飲みましょう。
緑茶コーヒーダイエットで「効果なし」「痩せない」理由
緑茶コーヒーダイエットの効果的な飲み方をご紹介しました。
ここではさらに、緑茶コーヒーを飲んでいるが、「効果なし」「痩せない」といった方にチェックして頂きたい項目をご紹介します。
緑茶コーヒーに砂糖を入れるとは効果なし?
緑茶に砂糖を入れる方は通常いませんが、コーヒーに砂糖を入れる方は多いと思います。
砂糖は血糖値を急激に上昇させ、太る原因になります。
コーヒーはブラックが基本です。
どうしても、甘味が欲しい場合は、糖類0のエリスリトールがおすすめです。
緑茶コーヒーには牛乳を入れるとは効果なし?
牛乳(ミルク)を入れるとクロロゲン酸が牛乳のタンパク質と結合してしまい、効果を発揮しません。
緑茶コーヒーには牛乳を入れないのが基本です。
緑茶コーヒーダイエットに使う緑茶とコーヒーの種類
緑茶コーヒーダイエットに使う緑茶は玉露より煎茶のほうがベターです。
また、コーヒーに含まれるクロロゲン酸は焙煎すると減ってしまいます。
緑茶コーヒーダイエットには深煎りコーヒーより浅煎りコーヒーの方がオススメです。
緑茶コーヒーはアイスは効果なし?
緑茶コーヒーはホットでもアイスでもOKという話がありますが、緑茶に含まれるカテキンは80℃以上で抽出されやすいと言う性質があります。
また、冷たい飲み物は体を冷やし代謝を落とす可能性があります。
緑茶コーヒーは温かい物を飲むのが基本です。
カフェインレスの緑茶コーヒーは効果なし?
緑茶とコーヒーに含まれるカフェインには脂肪燃焼効果があり、ダイエット効果が期待できます。
しかし、妊娠中の方や「カフェインを飲むと眠れない」方にはカフェインの摂取に注意する必要があります。
※カフェインの1日の摂取量目安は後述
カフェインの持続時間
カフェインの効果は1~2時間後に血中でピークになり、4時間後には体の外に排出されると言われています。
カフェインを飲むと夜眠れないという方は夜に緑茶コーヒーを飲む時は就寝前に4時間以上あける、夜はカフェインレス緑茶コーヒーを飲むといった工夫が必要です。
カフェインレスの緑茶コーヒーも効果あり
では、カフェインレスの緑茶とコーヒーを混ぜた緑茶コーヒーにはダイエット効果はないのでしょうか?
緑茶とコーヒーには、カフェイン以外に脂肪燃焼効果や血糖値の上昇を抑制する働きのあるクロロゲン酸、カテキン等が含まれています。
基本はカフェイン入の緑茶コーヒーですが、事情でカフェインを摂取できない時は、カフェインレスの緑茶コーヒーでも、飲まないよりはるかにダイエット効果があります。
緑茶コーヒーを飲み過ぎるとどうなる?
緑茶コーヒーダイエットは1日3回、食前に緑茶とコーヒーを1:1で混ぜて飲むダイエットです。
飲み過ぎの害はないのでしょうか?
緑茶やコーヒーの飲み過ぎの害というとカフェインの過剰摂取です。
カフェインの過剰摂取による副作用
カフェインを過剰摂取すると以下の症状が起こる可能性があります。
●めまい・心拍数の増加・興奮・不安・震え
●不眠症
●下痢、吐き気
妊婦の場合は、カフェインの摂取により胎児の発育を阻害する可能性があります。
子供も注意が必要です。
カフェインの1日摂取量の目安は?
食品安全委員会によると、海外でも日本でもカフェインについては「1日当たりの摂取許容量の基準」は設定されていません。
但し、海外ではカフェインの1日摂取量の上限を設定している国もあります。
一例を挙げます。
●妊婦:200mg以下[イギリス(英国食品安全庁)]
●子供:体重1kgmで、2.5mg以内[カナダ保健省]
●大人:体重1kgで 5.7mg以内[カナダ保険省、ニュージーランド食品安全]
緑茶コーヒーに含まれるカフェインの量は?
緑茶コーヒーにはどれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?
以下は一例です。
●緑茶(煎茶浸出液):100ml中に約20mg
茶10gを430mlの湯(90℃)で1分間浸出させたもの
●コーヒー(レギュラーコーヒー浸出液):100ml中に約60mg
ドリップ式で10gの中挽きレギュラーコーヒーを150mlの熱湯で浸出させたもの
参照:一般的なコーヒーやお茶に含まれるカフェイン量はどのくらいですか?
上記の方法で入れた緑茶とコーヒーを100mlずつ混ぜた緑茶コーヒーに含まれるカフェイン量は20㎎+60㎎=80㎎
1日3回で80g×3=240mg
1日4回で80㎎×4=320㎎
カフェインを制限されている方以外は問題のない量と言えます。
緑茶コーヒーダイエットのまとめ
緑茶コーヒーダイエットは1日に3回食前に緑茶コーヒーを飲むだけなので、これ以上簡単なダイエット方法はないと思われます。
但し、正しいやり方でやらないと、「効果なし」「痩せない」と言う事になる可能性があります。
緑茶コーヒーの作り方
緑茶とコーヒーを1:1で混ぜるだけ。
ホットでもアイスでも構わないが、緑茶に含まれるカテキンは80℃以上で抽出されやすいと言う性質があるので、ダイエット効果を期待するなら、ホットがベターです。
緑茶コーヒーの効果的な飲み方
緑茶コーヒーダイエットでは、1日3回食前に緑茶コーヒーを飲みます。
血糖値の上昇は太る原因になります。
緑茶コーヒーを食前に飲むことで、食後の血糖値の上昇を抑制し、太る原因を排除します。
さらに、食前に200~350mlの緑茶コーヒーを飲むことでお腹が膨れ、食べ過ぎを防止する効果も期待できます。
間食は食べないに越したことはないですが、間食(特に甘い物)を食べる時も直前(15分前が理想)に緑茶コーヒーを飲むと血糖値の上昇を抑制することが可能です。
糖質は血糖値の上昇の原因になります。
緑茶コーヒーでは糖質制限等の食事制限は必要ありませんが、緑茶コーヒーには砂糖を入れないのが基本です。
また、ミルクを入れると、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が牛乳のタンパク質と結合してしまい、効果(食後血糖値の上昇を抑制)を発揮できません。
従って、緑茶コーヒーはブラックで飲むのが基本です。
ブラックでは飲みにくい方は、糖類0のエリスリトールを入れると良いでしょう。