一口に「梅干し」といっても種類があるのはご存知ですか?
例えば、梅の産地で有名な和歌山県紀州産南高梅を使った梅干しにしても販売するメーカーが複数あり、複数の商品があります。
そこで、当記事では、梅干しの種類と選び方【産地・漬け方・添加物の有無・塩分濃度・味】について徹底解説します。

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梅干しの選び方

梅干しを産地で選ぶ

梅干しと言えば、紀州産南高梅が有名です。
紀州産南高梅は種が小さく梅肉が厚い特長があります。

梅干し

また、梅の産地は紀州産(和歌山県以外)が圧倒的に多いですが、それ以外にも産地は沢山あります。
群馬県・奈良県・長野県・三重県・・・。

その産地の梅にこだわりが無ければ、紀州産南高梅を使った梅干しがオススメです。

但し、紀州産南高梅と言ってもランクが4段階あります。
梅にこだわるなら、Aランクが超Aランクを選びましょう。

梅干しを漬け方で選ぶ

梅干しの漬け方には以下の種類があります。

●白梅干し
●塩漬け梅
●調味梅干し

白梅干し

白梅干しは、梅と食塩だけで作られ、塩抜きをしていない昔ながらの梅干し。
塩に梅を漬け込んでから、天日干しにします。
塩分濃度は20%前後と高いため、添加物が入っていなくても常温で保存できるものや、長期保存可能なものも。
酸っぱい梅干しが好きな方におすすめです。

塩漬け梅

塩漬け梅は、天日干しにせず、梅に塩を漬けたままのもの。
梅漬けとも呼ばれます。
なおカリカリ梅とよばれる固い梅干しも、塩漬け梅に分類されます。

調味梅干し

調味梅干しは塩抜きをして調味料などを使った梅干し。
塩分濃度が低いので「減塩梅」は調味梅干しです。
塩分濃度が低い為、保存料などの添加物が使用しされています。

調味梅干しには、はちみつ漬け」、「かつお節梅」、「昆布梅」などがあります。

梅干しを添加物の有無で選ぶ

梅干しを添加物の有無で分類すると、一般的に以下になります。

●無添加:白干し梅・塩漬け梅
●添加物あり:調味梅干し

また、商品によっては、無農薬の梅干を使ったものもあります。

梅干しを塩分濃度で選ぶ

梅干しが体に良いのは分かるけど、塩分の摂りすぎが気になるという方におすすめなのが、減塩梅干しです。

前述の通り、白干し梅・塩漬け梅共に塩分濃度が高く、白干し梅は20%前後あり、かなり塩辛いです。
味を楽しむというよりは、保存用といってよいでしょう。

一方、調味梅干しは塩を抜いて塩分調整してあります。

減塩の梅干の塩分濃度は、3%、5%、8%、10%などです。

減塩梅干しを選んでも食べ過ぎては意味がありません。
塩分●%という表示があっても、1個当たりの塩分量は不明です。
梅干し1個あたりの塩分量は何パーセントでしょうか?

梅干し1個あたりの塩分量

文部科学省の日本食品標準成分表によれば、梅干し1粒(20g)に含まれる塩分量は以下となっています。

●塩漬けの梅干し:4.4g
●調味料漬け:1.5g

但し、塩分濃度が商品によって違うので、もう少し細かく知りたくありませんか?
梅干し1個あたりの塩分量を簡単に計算する方法があります。

梅干し1個あたりの塩分量の計算方法

但し、かなり、ざっくりの計算ですが。

それは、「総重量×塩分濃度÷梅干しの個数」で梅干し1個あたりの塩分量を計算する方法です。

【例】
総重量:500g
塩分濃度:3%/5%/8%/10%
梅干しの数:約25個

塩分濃度3%の場合:500g×3%÷25=0.6g
塩分濃度5%の場合:500g×5%÷25=1.0g
塩分濃度8%の場合:500g×8%÷25=1.6g
塩分濃度10%の場合:500g×10%÷25=2.0g
塩分濃度22%の場合:500g×22%÷25=4.4g

最後の「塩分濃度22%」は塩漬けの梅干しの塩分濃度を想定していますが、文部科学省の日本食品標準成分表と一致します。

そうはずれた数字には思えません。
目安にしていただければと思います。

梅干しの味で選ぶ

梅干しは大きく、しょっぱい梅干と甘い梅干に分かれます。

●しょっぱい梅干:白梅干し・塩漬け梅
●甘い梅干:調味梅干し

そして、白梅干しはしょっぱく酸味も強いです。
調味梅干しは塩抜きして調味料などを添加して梅干しです。
総じて、すっぱい梅干は塩分濃度も高いです。

白梅干しのすっぱさが良いという方以外は、調味梅干しの中から好みの味を探すがよいです。
味は好みのがあるので、実際に食べててみないと自分が望む味かは判断がつきません。

幸いなことに梅干しメーカーによってはお試しセットを販売しています。
福梅本舗では、あまいセットと酸っぱいセットがあり、各お試しセットに4種類の梅干が入っています。
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