新型コロナウィルスの影響でマスクが品切れ。
入手困難になり、買い占めたマスクを転売する人がいる為、マスクの値段が高騰している。
※3月15日以降は転売不可
「ウィルス対策にはマスクと手洗い・うがいが基本」と言われていますが、実際には、マスクは新型コロナウィルスに効果はあるのでしょうか?
今さら乍ら調べてみました。
マスクは新型コロナウイルスに予防効果がある? ない?
新型コロナウィルスに感染する原因
新型コロナウィルスが拡大する直接の原因は感染者のせきやくしゃみに含まれるウィルス。
そして以下の状況でウィルスに感染する可能性が高い。
①感染者の唾液などの飛沫を直接吸いむ
②感染者の唾液などの飛沫がついたものを触り、その手で目や口、鼻を触る。
尚、「新型コロナウィルスは空気感染しない。」と通常、言われるが、換気の悪いジム等クラスター感染が拡大した為、空気感染の可能性も否定できない。
新型コロナウィルスの予防対策
以上から、次の予防対策が考えられる。
①⇒混みあった場所や屋内や乗り物などの換気が不十分な場所ではマスクをする。
②⇒外出先で何かに触った時は、その手で目や口、鼻を触らない。
手洗いやうがいを励行する。
マスクをすべき人は?
ウィルス感染者
基本的にウィルスは感染者の唾液を介して人から人に移るので、せきやくしゃみが出る方が、人と接する時はマスクは必須と言えます。
但し、これは風邪の時もそうですから、ことさら特別なことではありません。
怖いのは、感染して症状が出るまで潜伏期間があるので、感染した自覚がないまま、ウィルスを拡大してしまう可能性があることです。
ウィルスに感染していない人
また、感染していない人も、外出を避けられない以上、知らない間に感染者と接触する可能性があります。
予防の為、マスクをすることは無駄ではないと考えます。
参照:新型ウイルス マスクの予防効果ある? ない?【NHK NEWS WEB】
マスクの正しい付け方
マスクにウィルス予防効果がありそうなことが分かりました。
但し、その効果は限定的です。
「何故なら、顔とマスクとの間に隙間がありウイルスを含んだ飛沫の吸入を100%防ぐことはできません。」
「環境や衣類に付着したウイルスが手によって呼吸器に運ばれ感染する場合もありマスクだけで風邪やインフルエンザのウイルスを確実に遮断することはできません。」
引用元:マスクの効果と正しい使用方法【自治医科大学付属さいたま医療センター】
次に疑問になるのは、マスクなら何でもウィルス予防効果はあるのか、ということです。
ウィルス感染予防に効果のあるマスクとは?
マスクがウィルス感染予防に効果を発揮するには、正しい使い方をする事はもちろんですが、それ以前に、マスクがウイスルを含む飛沫を通すと意味がありません。
私は花粉症気味なので、2月中旬から5月初旬までは外出時にマスクをします。
その時、薬局で購入するマスクには、花粉、PM2.5、飛沫ウイルスのカットを謳ったものです。
ウィルスを含む飛沫の大きさは?
「ウイルス自体の粒子径は0.1~0.2μmですが、せきやくしゃみではウイルスに水分やほこりが付着し粒子径は5μ以上とやや大きくなるため・・・」
引用元:マスクの効果と正しい使用方法【自治医科大学付属さいたま医療センター】
私が過去に購入したマスクには「細菌・ウイルスを含む飛沫(3μm以上)」の記載があり、3μm以上の飛沫は防いでくれるようです。
但し、マスクによっては飛沫の大きさの記載がないものもあります。
しかし、飛沫そのものはウイルスの種類に関わらず、大きさは変わらないと考えられるので、「飛沫ウイルス」の記載があれば、「飛沫ウイルス」を通さないと考えて良いようです。
新型コロナウィルスの予防効果が期待するなら、「飛沫ウイルス」をカットしてくれるマスクを選びましょう。
マスクに新型コロナウィルスの感染予防効果はない?
以上、マスクには新型コロナウィルスの感染予防効果がありそうだという話をしてきました。
マスクのウイルス感染予防効果は限定的
但し、その効果は限定的です。
というのは以下の問題があるからです。
●隙間からウイルスが侵入する可能性がある。
●ウイルス感染者の飛沫を浴びた物を触った手で顔等を触ると感染の可能性あり。
さらに、マスクにはウイルス感染予防効果はないと主張する専門家もいます。
マスクにはウイルス感染予防効果はない?
効果が無いとする根拠は、以下です。
●そもそもマスクは感染者がせきやくしゃみによる飛沫で感染を拡大しないことにある。
↓
●従って、マスクを着用すべきはウイルス感染者。
↓
●ウイルスに感染していない人がマスクを着用しても感染予防効果はない。
WHOも同じ主張です。
以上は「うつす側」からの観点ですが、「うつされる側」としては、「感染者の飛沫を避ることで感染を予防する」という考えです。
新型コロナウィルスのやっかいな部分は感染者が気付かない内に感染を拡大している可能性があることです。
そういう意味で、ウイルスを移されない為の自己防衛策としてマスクの着用することは予防効果が期待できると考えたいところです。
恐らく、専門家が「ウイルスに感染していない人がマスクをつけても予防効果はない」と主張するのは、本来着用すべき感染者にマスクがいきわたっていないことが原因ではないでしょうか?
マスクの種類
マスクには以下の種類があります。
●防塵規格マスク(呼吸保護具)
●医療用マスク
●家庭用マスク
防塵規格マスク(呼吸保護具)
●N95マスク(米国、NIOSHの認定)
DS2規格マスク(日本の国家検定合格使い捨て式
防じん 規格)
医療用マスク
N95/DS2マスクなど
サージカルマスク(手術用)
家庭用マスク
防寒対策、花粉対策、風邪対策、ウイルス対策、
PM2・5など防塵対策
使い捨てマスクの代用品は?
一昔前にマスクと言えば、ガーゼマスクでした。
それが、いつのころからか不織布が家庭用マスク(使い捨て)の主流になりました。
そこで以下の疑問が浮かびます。
- 昔ながらのガーゼマスクに新型コロナウィルスの予防効果はあるのか?
- 不織布の家庭用マスクが品薄・売り切れで入手困難な為、手作りマスクに注目が集まっているが、手作りマスクに新型コロナウィルスの予防効果はあるのか?
- 不織布の家庭用マスクは水洗いすれば再利用できるのか?
これらについては別記事で解説します。
【関連記事】▶新型コロナウイルス感染予防対策【まとめ】