ココナッツオイルと言えば、人気モデルのミランダー・カーが愛用していることで有名ですね。
ココナッツオイルは脂肪になりにくい中鎖脂肪酸が多く含まれていることから、ダイエットに利用する人も多いです。
実はココナッツを原料とした食品には、ココナッツオイル以外にもココナッツミルク・ココナッツウォーターがあります。
ココナッツオイル・ココナッツミルク・ココナッツウォーターの違いは何でしょうか?
効能、成分、使い方等を徹底解説します。
ココナッツオイル・ココナッツミルク・ココナッツウォーターとは?
ココナッツオイル・ココナッツミルク・ココナッツウォーターは、まず、見た目が異なります。
この違いはどこから来るのでしょうか?
ココナッツとは?
まず、ココナッツ(coconut)とは、ヤシ科ココヤシ属に属する常緑高木「ココヤシ」の果実のことです。
では、ココナッツ=ヤシの実(椰子の実)かというと、そうではありません。
ヤシの実(椰子の実)は、ココナッツ(ココヤシの実)だけでなく、パーム油などの原料になる「アブラヤシ」の果実等を含みます。
又、以下のような使い分けをする場合もあります。
●ココナッツ:成熟した茶色いものや加工品
●ヤシの実:緑色の未熟果実
ココナッツオイル・ココナッツミルク・ココナッツウォーターのいずれも、ココナッツが原料です。
違いは何でしょうか?
一番、分かりやすいのがココナッツウォーター。
ココナッツウォーターとは?
ココナッツジュースと言えば分かりやすいでしょうか?
ココナッツを切ってストローをさし、中の液体を飲んだ経験をお持ちの方もおられるかと思います。
あれがココナッツウォーターです。
ココナッツウォーターは、熟す前の若いココナッツの実から採れる透明な液体(果汁)です。
ココナッツオイル・ココナッツミルクとは?
ココナッツミルクは、ココナッツウォーターと果肉(胚乳)を混ぜ、繊維質をのぞいた乳状の液体です。
さらに、ココナッツミルクを遠心分離器にかけ、40℃以下の低温で油を抽出したのが、ココナッツオイルです。
即ち、ココナッツオイルはココナッツミルクに比べて脂質が多いです。
さらに詳しく見ていきましょう。
ココナッツウォーターの効能・栄養成分・使い方
ココナッツウォーターは、ミネラルや電解質などの栄養素を含むことから「命の水」とも呼ばれ、点滴の代わりと して用いられる国もあります。
ココナッツウォーターの効能効果
ココナッツオイルには以下の効能効果が期待できます。
●デトックス効果
●ダイエット
●高い保水力
デトックス効果
ココナッツウォーターには、エネルギー代謝を促すマグネシウム、 むくみ解消や新陳代謝促進を助けるカリウムなどのミネラルをはじめとする栄養素が含まれます。
ダイエット効果
糖分・脂肪分、コレステロールはゼロ。
カロリーも100mlあたり約20kcalと低カロリー。
高い保水力
ココナッツウォーターには、人間と同じ電解質を持つため、身体に吸収されやすいのが特長です。
ココナッツウォーターの栄養成分
100ml当たり
エネルギー:20kcal、たんぱく質:0g 、脂質:0g、糖質:5g、食物繊維:0g、ナトリウム:13.6mg 、カルシウム:52.5mg、マンガン:0.3mg、マグネシウム:7.8g、コレステロール:0mg
ココナッツウォーターの使い方
ココナッツウォーターはこんな時に飲むと効果的です。
●スポーツ時の栄養補給に
●美容ドリンクとして1日1本
●体調が悪い時のおかゆ代わりに
●お水の代りにスムージーに混ぜて
●疲労回復&熱中症予防に
ココナッツミルクの効能・栄養成分・使い方
ココナッツミルクと言えば、タピオカ入りココナッツミルクを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
タピオカドリンクは最近人気ですが、コンビニでも販売されていますね。
タピオカココナッツミルクは自宅でも手作りできます。
作るのが面倒だという方には、通販でタピオカココナッツミルクを購入できます。
ココナッツミルクの効能効果
ココナッツミルクには以下の効果が期待できます。
●美肌・美髪効果
アンチエイジング効果
若返りのビタミンと呼ばれ、抗酸化作用を持つビタミンEやビタミンCを多く含んでいます。
老化の原因となる活性酸素を抑制する働きがある為、老化防止(アンチエイジング)効果が期待できます。
美肌・美髪効果
ココナッツミルクに多く含まれるビタミンC及びビタミンEには以下の働きがあります。
●ビタミンC:コラーゲンの生成を助ける⇒美肌作り
●ビタミンE:血行を良くする⇒肌荒れ防止・美髪効果
●ビタミンCとビタミンEの抗酸化作用⇒美白・シミ対策
ココナッツミルクの栄養成分
100ml当たり
エネルギー:150kcal、たんぱく質:1.9g 、脂質:16g、炭水化物:2.8g、ナトリウム:12mg、カリウム:230mg 、カルシウム:5mg、マンガン:0.59mg、マグネシウム:28mg
ココナッツミルクの使い方
ココナッツミルクはエスニック料理に合います。
特にタイカレーに使えばコクが増し、風味が格段に上がります。
他にも、煮込み料理やデザートなど、さまざまな料理にお使いいただけます。
ココナッツオイルの効能・栄養成分・使い方
ココナッツオイルの特徴は70%が中鎖脂肪酸だということです。
ココナッツオイルの効能
中鎖脂肪酸(MCT)は、脂肪になりにくくエネルギーにすぐ変わります。
従って、糖質制限ダイエット(ケトジェニック)に向いています。
ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸100%のMCTオイルと比べると、腹持ちが更に良いです。
▶中鎖脂肪酸について詳しくは⇒MCTオイル(中鎖脂肪酸)の効果・副作用・効果的な飲み方~寝る前に飲むと太る?【徹底解説】
ココナッツオイルの栄養成分
100ml当たり
エネルギー:900kcal、たんぱく質:0g 、脂質:100g、炭水化物:0g、ナトリウム:0mg、中鎖脂肪酸:68g*
*中鎖脂肪酸にはラウリン酸を53.0g含んでいます。
ココナッツオイルの使い方
ココナッツオイルと言えば、バターコーヒーダイエットが有名ですが、様々な料理に油代わりに使えます。
▶ココナッツオイルについて詳しくは⇒ココナッツオイルの効能効果(ダイエット・美容)と使い方(食べ方・肌・髪に塗る)を徹底解説