酵素玄米とは、小豆と塩を加えて炊き、保温したまま3日以上熟成させた玄米ご飯のことです。
炊いた玄米を保温すると、何故、酵素玄米になるのでしょうか?
玄米を保温すると酵素玄米になる理由、酵素玄米の効果と酵素玄米の基本的な作り方(手順)をご紹介します。

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酵素玄米とは?

酵素玄米ご飯酵素玄米は、小豆と塩を加えて炊き、保温したまま3日以上熟成させた玄米ご飯です。

「発酵玄米」とか「寝かせ玄米」とも呼ばれています。

以前、木村拓哉さんが「食べ始めてから体の調子がいい、風邪を引かない」とテレビで紹介して注目されましたね。
※玄米の効果については別記事参照

玄米が体にいいと知って玄米食をはじめたものの、「パサパサしておいしくない」「消化に悪い」「噛むのが面倒」といった理由で続かない人の為の救世主が酵素玄米です。

酵素玄米については、一般社団法人美巡ライフ協会主催の岡本羽加さんの著書「毒だし酵素玄米ダイエット」に詳しいです。
※当記事も参照させていただきました。

酵素玄米の特徴

酵素玄米には以下の特徴があります。

・もちもちした食感
・消化がいい
・5日たってもおいしいまま

酵素玄米の効果

酵素玄米は「おいしい」「消化にいい」だけでなく、以下の効果が期待できます。

・便秘解消
・美肌
・疲労回復
・ダイエット効果

※酵素玄米のダイエット効果については別記事参照

酵素玄米の作り方[基本編]

酵素玄米の作り方の大まかな手順は以下になります。

1.玄米に小豆・塩を加え、圧力鍋又は玄米モード付炊飯器で炊く。
2.炊飯器で3~5日保温を続ける。
3.3日後から食べる。

※酵素玄米の作り方に関して詳しくは関連記事をご参照ください。
[関連記事]
・酵素玄米を炊飯器で作る方法⇒酵素玄米の作り方と保温方法[炊飯器編]を具体的に徹底解説!
・酵素玄米を圧力鍋で作る方法⇒

酵素玄米の作り方には以下の2つポイントがあります。

・玄米に小豆と塩を加える。
・玄米の洗い方に特徴あり。
・玄米を炊飯後、3~5日保温を続け、3日後から食べる。
・保温中は1日1回、水分でムラが出ないように上下を返すようにかき混ぜる。

では、3日間保温する(寝かせる)と何故、「酵素玄米」になるのでしょうか?

炊きあがった玄米を保温すると酵素玄米になる理由

炊きあがった玄米を保温すると酵素玄米になるのには以下の理由が考えられます。

玄米の胚芽の部分(糠)の部分は、炊飯時の熱から守られて、酵素は、炊飯後のなかで少しずつ活性化されていきます。

そして、日がたつにつれて消化のいい、もちもちとした食感へと変化していきます。

これは、保温を続けることで余分な水分が飛んで粘度が強くなったことに加え、玄米の糖質と小豆のアミノ酸が反応して甘味が増していると考えられます。

この反応は「メイラード反応」と呼ばれます。

玄米に小豆と塩を加える理由

酵素玄米では、玄米だけでなく小豆と塩を入れて炊きます。
その理由は?

小豆の効能と酵素玄米に入れる理由

小豆を入れる理由の1つは、小豆の味が玄米によく合うことです。

炊飯器で保温を続けることで熟成された玄米のうまみと小豆の甘味の相乗効果で、やわらかくて深い味わいになります。

食感も見た目もお赤飯のようで、おいしさのとりこになる人は多いようです。

≪小豆の効能≫
小豆には以下の効能があります。

・むくみ改善
・利尿作用
・解毒作用
・胃もたれ解消
・下痢改善
・二日酔い改善

塩の効能と酵素玄米に入れる理由

酵素玄米に塩を入れるのも、小豆同様、より美味しく食べる為の工夫です。

塩を入れることで玄米に含まれるカリウムが中和されて苦味が消え、小豆の甘味もほどよく、絶妙な美味しさになります。

≪塩の効能≫
塩には以下の効能があります

・消化不良改善
・膨満感改善
・冷え症改善
・胃もたれ解消
・下痢改善
・二日酔い改善

塩はさまざまな種類がありますが、海水を煮詰めて天日干しした良質の自然塩を選びましょう。

自然塩には、マグネシウムやカリウム、マンガン、亜鉛など、現代人に不足しがちなミネラルが豊富に含まれていて、体内のミネラルバランスを整えてくれます。

また、味に旨味があり、酵素玄米をまろやかに仕上げてくれます。

酵素玄米には小豆と塩を入れるのが鉄則です。