糖質制限食は糖尿病及び合併症の治療だけでなく健康、ダイエットにも効果があります。
糖質制限の危険性を主張する専門家もいますが、エビデンスが間違っていたり、エビデンスなしのケースもあります。
糖質制限の効果にはエビデンスと実例があります。
糖質制限の効果とやり方がわかるおすすめ本4選をご紹介します。

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本「主食をやめると健康になる」

著者:江部 康二
経歴:医師。高雄病院理事長。糖質制限食の権威
初版:2011/11/11
評価:5つ星のうち4.2

≪内容≫
・主食をやめると健康になる理由
・糖質制限食で改善する病気・症状の一例
・糖質制限食のやり方
・糖質制限の疑問と不安をスッキリ解消するQ&A
・糖質制限食実践者の症例
・糖質制限食のメニュー(巻末付録)
・食べて良い食品と避けるべき食品リスト

著者の江部康二先生は2002年に自身の糖尿病に気づいて、
主食なしの「糖質制限食」を実践したところ、
半年で体重66キロ→56キロと10キロの減量に成功し、
肥満と糖尿病をともに克服。

本のタイトルになっている「主食」とは「穀物=炭水化物=糖質」のことです。
これ1冊で糖質制限の何たるかが分かります。

本「人類最強の「糖質制限」論」

著者:江部 康二
経歴:医師。高雄病院理事長。糖質制限食の一人者
初版:2016/4/6
評価:5つ星のうち4.0

≪内容≫
・なぜ糖質制限は続かないのか?
・糖質を〈意識すれば〉続けられる
・実践!炭水化物好きの〈もどき〉糖質制限法
・実践!炭水化物好きの〈外食〉糖質制限法
・実践!炭水化物好きの〈3食〉糖質制限法
・カロリーを制限するから続かない
・自分に合った糖質制限法を選ぶ
・糖質制限は最初は厳しく、徐々にゆるやかに
・糖質制限の実践マニュアル
・人工甘味料をうまく活用しよう
・ご飯やパンと上手に付き合う
・ヘスシーなイメージの飲み物にダマされるな!
・脂質は悪ではない
・酒とつまみと間食と上手に付き合う
・糖質制限が続く柔軟な発想法
・糖質制限で健康的に痩せられるワケ
・糖質制限の3大効果
・糖質制限で大病を防ぐ
・アメリカでの糖質制限の変遷
・人間のカラダは糖質制限に適していない
・糖質制限の最新エビデンス(科学的根拠)
・ケトン体は糖質制限の強い味方

上記の「主食をやめると健康になる」から5年後に出版されています。
糖質制限ダイエットがブームになり、実践者が増えました。

しかし、ダイエットに成功したものの、結局は長続きせず、リバウンドしてしまっている人も多いという現状も。

そこで失敗しない糖質制限の正しいやり方を詳説したのが本書です。
いかに続けるかに焦点が当てられています。

誤解してはならないのが、あくまでも糖質制限で健康になる為の本だということです。
※糖質制限を実践すると痩せてしまいますが。

糖質制限の健康効果やその化学的根拠(エビデンス)もしっかり書かれています。

また、糖質制限の危険性を主張する専門家の中にはケトン体の危険性を根拠にする場合がありますが、終章で反論しています。

巻末資料に糖質制限食1週間レシピ、食品糖質リストがついています。

本「江部康二の糖質制限革命」

著者:江部 康二
経歴:医師。高雄病院理事長。糖質制限食の一人者
初版:2017/4/7
評価:5つ星のうち4.3

≪内容≫
・糖質制限のインパクト
正しい糖質制限食が医療費を削減
・糖尿病など生活習慣病の治療と予防
・がん、心疾患、肺炎、脳血管症患の予防効果
・栄養常識の変化
正しい知識で糖質制限食への誤解を解く
・糖質制限食で社会は大きく変わる

「人類最強の「糖質制限」論」から1年後の出版です。

2016年2月に糖質制限ダイエットの実践者がノンフィクションライターの桐山秀樹氏が逝去しました。
桐山氏が若くして(61歳)して亡くなったことから、糖質制限の危険性が取りざたされ、雑誌やTV番組でも特集が組まれました。

しかし、桐山氏は元々糖尿病をきっかけに糖質制限に取り組みましたが、以下の理由で「糖質制限ダイエットが直接的な原因とは考えられない」と江部氏は反論しています。
※『人類最強の「糖質制限」論』に掲載。人類最強の「糖質制限」論』は2016年4月15日に初版が発売されており、急遽、桐山氏の件を本に入れたのでしょう。

「半年くらいたって肥満と血糖値が改善したあたりから、ご自分の判断で結構、糖質をとっていたようです」

「この6年間、三食とも炭水化物を摂らないスーパー糖質制限を続けていたわけではありません。」(桐山氏と長年パートナーだった文芸評論家の吉村裕美さんが『文芸春秋』2016年3月3日号で明かした。)

[関連記事]糖質制限の危険性は嘘?その理由(根拠)に対する江部氏の見解は?

しかし、桐山氏の反論にも関わらず、糖質制限の危険性鳴りやまず、その後も続いています。

そういった情報に接し、糖質制限に不安を持った人達に向けられたメッセージが本書だと思います。

正しいやり方で糖質制限を行えば、確実に健康増進に役立ちます。
そして、日本社会全体を明るくしていくでしょう。
この本では、糖質制限食の関する現状での正しい知識を整理し、今後の展望について考えています。」(序章より)

本「ケトン体が人類を救う~糖質制限でなぜ健康になるのか~」

著者:宗田 哲男
経歴:宗田マタニティクリニック院長
初版:2015/11/17
評価:5つ星のうち4.6

≪内容≫
・本書で伝えたいことのあらかじめのまとめ
・私が糖尿病になったころ
・ 妊婦の糖尿病に、はじめての糖質制限
・ケトン体物語・前編……学会での非難から、新発見へ
・ケトン体物語・中編……さらに勇気ある妊婦の登場!
・ケトン体物語・後編……こんなにすごい「ケトン体エンジン」
・栄養学の常識は、じつは間違っている!
・妊娠糖尿病とはいったい何か……妊娠期の人体が教えてくれること
・学会というおかしな世界……糖質制限批判を考える
・「たくましき妊婦たち」と「ケトン体」が日本を救う! 《体験談》
・ケトン体がつくる未来

宗田氏は産婦人科医です。
自分が糖尿病を発症した時に釜池豊秋氏の「糖質ゼロの食事術」に出あい、糖質制限を実施(2008年2月)。
半年後には血糖値をはじめすべての数値が標準に。
さらに、腹囲も体重も減り、皮下脂肪も内臓脂肪も半分になりメタボから脱出。
体重は1カ月後から減り始め、5カ月後には15㎏(84㎏→69㎏)の減量に成功。
前年に指摘されていた高血圧まで完治する。

自らの体験から現代医学の常識に疑問を持つ。
糖尿病の妊婦に糖質制限を提案したところ、今までにない楽しい&正常な分娩が出来たと喜ばれる。

その後、実例と研究を重ね、赤ちゃんがブドウ糖ではなくケトン体をエネルギー源としていることを発見。

危険とされる高ケトンの常識を覆す。

宗田氏は臨床データを積み重ね、成果を学会で発表しますが、今までの常識にとらわれている会長をはじめとする学会員ははなから否定。
宗田氏は孤立無援の状態に陥ります。

間違った常識にこだわり、事実から目をそらし、患者と向き合わない学会の現状が手に取るように分かり、義憤を覚えます。