日本人は発酵食品に囲まれて生活しています。
味噌や醤油、漬物、納豆、ヨーグルト、チーズ…。
ヨーグルトは長寿食の代表ですし、甘酒や塩麹等も健康・美容効果が注目されています。
発酵食品とは?発酵食品・麹の効果・作り方・使い方・レシピが分かる本
をご紹介します。

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発酵食品とは?

麹

日本人は、味噌や醤油、漬物、納豆、ヨーグルト、チーズ…と発酵食品に囲まれて生活しています。
最近では米と糀で作った砂糖不使用の甘酒も注目されています。
腸活も数年前からブームです。
食品を菌が発酵させることで発酵食品ができます。
発酵食品は手作りできます。
生活の中にもっと発酵食を取り入れましょう。

おのみさの麹のよさを200%引き出すアイデア帖

麹の第一人者が塩麹ヨーグルト、塩麹豆腐など、その麹まみれの生活をさらけ出し、気軽に、飽きずに使う方法のすべてを教えます!

著者:おのみさ
経歴:麹料理研究家、イラストレーター
初版:2014/3/14
評価:5つ星のうち4.8

≪内容≫
・塩麹をチョイ足し
・塩麹で料理
・味噌、甘酒、酒粕の料理

おのみささんの”麹”愛が詰まった本です。

おのみささんがイラストレーターであることもあり、所々、漫画風の解説があり楽しませてくれます。

塩麹の効果の学術的な説明はなく、塩麹の使い方が具体的にふんだんに紹介されたレシピ本です。
カラーで見やすいです。

図解でよくわかる発酵のきほん

発酵のしくみを基本から取りあげるとともに、実際の生産現場で利用されている発酵技術を豊富な図解を用いながらわかりやすく解説しています。

著者:舘 博 (監修)
経歴:東京農業短期大学 教授
初版:2015/4/7
評価:5つ星のうち4.0

≪内容≫
・発酵の基礎知識
・微生物の基礎知識
・発酵食品の作り方
・産業を支える発酵技術
・発酵の主役微生物
・微生物の改良
・発酵の未来
・作ってみよう

執筆はチーム「稔実2」(ナルミ2」とあり、農業農村および食の現場を広く取材してきたライラー・カメラマン・編集者の有志集団だそうです。

発酵に関する勉強を人の為の教科書と言った感じです。
「きほん」とありますが、学術的な「基本」の意味合いです。

自宅で手作りできる発酵食品の作り方は3品のみ。
食酢・納豆・モッツアレラチーズです。
塩麹や甘酒等はありません。

本のサブタイトルの通り、「発酵のしくみと微生物の種類から、食品・製薬・環境テクノロジーまで」が解説されています。
カラー刷りで見やすいですが、一般的な本を想像すると専門的過ぎて難しいです。

麹のちから!

「食べ物が美味しくなる、身体にいい、環境を浄化する、ストレスをとる・・・麹は天才です」(サブタイトル)
著者:山元正博
経歴:(株)源麹研究所会長。農学博士。
初版:2012/7/25
評価:5つ星のうち4.5

≪内容≫
・麹は奇跡の調味料です
・ホンモノの塩麹を味わう
・麹で健康になる
・麹屋3代、100年の知恵
・環境を浄化する

著者は100年続く麹屋の3代目です。
「はじめに」に「私のミッションは、その麹の力を世に広めることです。麹は間違いなく人間に幸せをもたらします。それを世の中に伝えることが私の仕事だとわかったからです。」とあるように、著者の「麹の力を世に広める」気持ちが100%入った本です。

具体的な麹の作り方や料理のレシピは一切載っていません。

しかし、麹物語と言ってよいほど、著者の歩みにも触れながら糀の可能性を伝えているので読み物として面白く読めます。
麹菌ドリンクで前立腺が消えたなど驚きです。

専門的な説明は殆どないので、分かりよいです。
ただ、内容はいいですが、文字だけ(しかも黒一色)なので他の本と比べると見にくいと感じました。

日本の伝統 発酵の科学 微生物が生み出す「旨さ」の秘密

多様な発酵食品の歴史をたどりながら、現代科学の視点からも理にかなった伝統の技を紹介。

著者:中島 春紫
経歴:農学博士。明治大学農学部教授。
初版:2018/1/18
評価:5つ星のうち4.

≪内容≫
第1章 発酵食品と文化
第2章 発酵の基礎知識
第3章 発酵をになう微生物たち
第4章 納豆・味噌・醤油──大豆発酵食品と調味料
第5章 乳酸菌発酵食品
第6章 ひと味加える調味料と小麦生地の発酵

「図解でよくわかる発酵のきほん」と比べると内容は理解しやすいです。

日本人に馴染みの深い発酵食品について事細かに説明されています。
本書も学術的な本なので、発酵食品の何たるかを知るには良いですが、手づくり発酵食品の作り方やレシピは一切ありません。

からだにおいしい発酵生活

会員1万4千人超え! 『TGG豆乳ヨーグルト同好会』の管理人、発酵の達人である著者がさまざまな発酵食品と、作り方の詳しいプロセスを解説します。
著者:栗生 隆子
経歴:発酵生活研究家
初版:2017/6/21
評価:5つ星のうち5.0(レビューは1件のみ)

≪内容≫
・からだが喜ぶ究極の作りおき
・1週間以内にできる発酵食
・時間をかけて熟成させる発酵食
・発酵しやすい環境作りが大切です

著者の栗生氏は、20年来の過敏性腸症候群が豆乳グルグルヨーグルトを初めとする発酵食ですっかり良くなりました。

1章では栗生氏が発酵食と出会い、健康を取り戻していく様が描かれています。発酵食の良さも伝わってきます。
2章、3章は具体的な発酵食の作り方を紹介しています。
※豆乳ヨーグルトの作り方も載っています。

内容的にはボリューム満点ですが、レシピが白黒なので少々味気ないです。※カラーのページは最初と中間に少しあります。

体も家もピカピカになる「お米の発酵水」

簡単に手作りできて超万能!
驚きの還元力と無数の乳酸菌を含み、美容・健康・お掃除に効く!
「お米のとぎ汁ってすごい! 」と効果を実感している人が続々!

著者:栗生 隆子
経歴:発酵生活研究家
初版:2016/8/30
評価:5つ星のうち4.

≪内容≫
Chapter1 お米の発酵水を作る
Chapter2 洗顔、洗髪、歯磨き、うがい……美魔女も実践!
お米の発酵水を使った美容法
Chapter3 スムージーや料理の下ごしらえに……
お米の発酵水を飲む&おすすめレシピ
Chapter4 キッチン・トイレ・浴室のお掃除、洗濯に……
お米の発酵水をお掃除に使う
Chapter5 甘酒や豆乳ヨーグルトも作ろう
お米の発酵七変化
Chapter6 「米ぬか酵素風呂」が話題に!
米ぬか発酵もすごい
Chapter7 体験談「キレイになった、腸の調子がいい! 」

「お米の発酵水」は『TGG豆乳ヨーグルト同好会』で度々話題となり、メンバーが色々と試して、その効果を実体験しています。

「お米の発酵水」が飲むだけでなく、化粧品や掃除等に使えるのには驚きです。

「お米の発酵水」の作り方や日常生活のあらゆる場面での活用方法が写真入りでふんだんと紹介されています。