新型コロナウイルスの感染予防として接触感染対策が必要です。
接触感染を予防するには、手洗いと物の消毒です。
新型コロナウイルスに汚染された物の消毒に厚生労働省もアメリカ国立衛生研究所(NIH)も次亜塩素酸ナトリウム液を推奨しています。
次亜塩素酸ナトリウム液にはどの様な効果があるのでしょうか?
作り方は?
次亜塩素酸ナトリウム液を手指の手荒に使っても良いのでしょうか?
次亜塩素酸ナトリウムの効果・作り方・使い方を徹底解説します。
次亜塩素酸ナトリウム液の効果
新型コロナウイルスの接触感染予防対策として、厚生労働省もアメリカ国立衛生研究所(NIH)も次亜塩素酸ナトリウム液を推奨しています。
「0.1%の次亜塩素酸ナトリウムが含まれる家庭用漂白剤で表面を消毒すれば、コロナウイルスは1分以内に不活性化する。」(アメリカ国立衛生研究所)
新型コロナウイルスの消毒方法については下記の記事をご参照ください。
次に0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液の作り方です。
次亜塩素酸ナトリウム液の作り方
次亜塩素酸ナトリウム液は次亜塩素酸ナトリウムが含まれる家庭用塩素系漂白剤を希釈して作ります。
家庭用塩素系漂白剤とは?
家庭用塩素系漂白剤としてはハイターやキッチンハイターが有名です。
希釈の目安
ハイターの製造元である花王のHPには希釈の目安が記載されています。
次亜塩素酸ナトリウムを含む花王の塩素系漂白剤は台所用の「キッチン泡ハイター」「キッチンハイター」と、衣料用の「ハイター」です。
※出典元:花王の塩素系漂白剤で、次亜塩素酸ナトリウム0.05%、0.1%の液は作れるの?|花王
ペットボトルを使った次亜塩素酸ナトリウム水の作り方
福岡市のHPには500mlのペットボトルを使った次亜塩素酸ナトリウム液の作り方が紹介されています。
※以下は「塩素系漂白剤」(塩素濃度約5%)を希釈する場合の作り方です。
※出典元:消毒用アルコールがない場合の消毒・除菌について|福岡市
次亜塩素酸ナトリウム液の使い方
保存方法
以下の注意書も前述のページに記載があります。
長期の保管や高温・直射日光等によって、主成分の次亜塩素酸ナトリウムはゆっくりと分解し濃度が低下していきます。
様々な保管条件を考慮し、必要な濃度となる希釈の目安をご案内させていただいております。
古い製品のご使用は避けてください。
次亜塩素酸ナトリウムを含む商品の使用上の注意
●ご使用の際には十分な換気を行い、ご使用後は十分に水ですすいでください。
●いずれの商品も漂白効果がありますので、衣類などの色落ちにご注意下さい。
●金属製品、繊維製品に使用すると、腐食や変色を起こす場合があります。
●希釈した液は、次亜塩素酸ナトリウムが分解されやすくなっています。希釈液は保存せず、その都度つくるようにして下さい。
次亜塩素酸ナトリウム液は手指の消毒に使える?
これに関しても花王のHPに記載があります。
「ハイター」「キッチンハイター」は家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウムを含む)です。
非常にアルカリ性の高い製品であり、薄めた液でも皮膚を傷めるおそれがあります。
皮膚についた時はすぐに水で充分洗い流してください。※「ハイター」「キッチンハイター」が目に入ると、薄めた液でも失明のおそれがあります。
また、使用の際には必ず換気するなど、十分な注意が必要な製品ですので、必ず使用方法や使用上の注意をよくお読みください。
※出典元:「ハイター」「キッチンハイター」を薄めた液を手指などの消毒に使ってもいいの?|花王
手指を消毒する消毒用アルコールが品薄・売り切れの為、物の消毒に使う次亜塩素酸ナトリウム液が手指の消毒にも使えるのではないかとお考えの方が多いようです。
しかし、亜塩素酸ナトリウム液は強アルカリ性で取り扱に注意を要します。
人体には使用しないでください。
勿論、加湿器に使うのもNGです。
次亜塩素酸水とは?
次亜塩素酸ナトリウム液より抗菌力が強く、人体に使用可なのが、次亜塩素酸水です。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム液は全く別物です。
次亜塩素酸水について詳しくは別記事をご参照ください。⇒記事作成中