更年期障害は女性である以上、誰もが避けて通れない症状です。
そもそも更年期障害とは何でしょうか?年齢は?
更年期障害の主な症状は?
更年期障害の症状が疑われる時、検査はどこで受診する場良い?
更年期障害の症状を軽くする対策は?治療は?
更年期障害の疑問をスッキリ解決!

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更年期障害[女性]とは?

女性イライラ

更年期障害の大きな原因は、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌量の大幅な低下と変動です。

40歳ごろを境にエストロゲンの分泌量は低下していきます。

それに伴って月経周期が乱れ、やがて閉経を迎えます。

更年期障害の年齢

女性の更年期とは、閉経を挟んだ前後5年間(合計10年間)を指します。

平均的な閉経年齢は50歳前後ですが、人によって閉経年齢が違うので、女性の更年期は40~60歳とされています。

閉経年齢の計算式

閉経年齢は事前に分からないという説が多いですが、目安は計算できると主張する人もいます。

私は昔、閉経年齢=初潮年齢+37年という説を聞いたことがあるので、改めて調べてみましたが、情報は見つかりませんでした。

いずれにしても、計算通りいかないのが人体の神秘なので、50歳前後と目安をつけ、更年期障害を疑う症状が現れたら病院で検査を受けるのが、一番だと思います。
※更年期障の検査は後述します。

更年期障害の症状

更年期障害の主な症状には以下のものがあります。

●ほてり・発汗・冷え
●肩こり
●動悸
●頭痛
●もの忘れ
●考えがまとまらない
●気分の落ち込み
●不眠
●イライラ

更年期障害の症状の現れ方には個人差があり、重症化して起きるのもつらい状態になる人がいる一方で、症状が出ないまま更年期が過ぎていく人もいます。

更年期障害の検査

更年期障害を疑う症状が現れたら病院で検査を行いましょう。
病院は婦人科・更年期外来や女性外来が窓口になります。

検査には問診と血液検査があります。

問診

問診では、いつごろから更年期障害を疑う症状が現れたのかを詳しく聞くとともに、月経の状況、人間関係や仕事でのストレスなど、体や心の状態も確認します。

血液検査

血液検査では、女性ホルモンの量を調べます。
そもそも更年期障害は女性ホルモンの低下が原因なので、女性ホルモンの量を調べることで、正確なことが分かります。

但し、病気の症状は原因が1つとは限りません。
更年期障害以外の病気で生じている症状の可能性もありますので、他に病気の可能性はないのかを検査で調べます。

更年期障害の対策

更年期は女性なら誰でも経験することですが、更年期障害は人によって、症状が重い人、軽い人がいます。

また、生活習慣により、更年期障害の症状が重くなることもあります。

更年期障害の症状を重くしない、軽く過ごすためにできる対策をご紹介します。

●睡眠
●運動
●薬物療法
●サプリメント

睡眠

睡眠不足は更年期障害の症状を重くします。

又、更年期障害の症状で体がほてって寝つきが悪い人は、氷枕などを利用すると寝つきがよくなる場合があります。

寝る直前にお風呂に入ると寝付きが悪くなるので、入浴は寝る2時間前までに済ませるようにしましょう。

また、夜にカフェインを含むコーヒーやお茶等をとると睡眠の妨げになります。
※個人差があります。

午後以降、特に夜はカフェインを含まない飲み物にするとよいでしょう。
ノンカフェインの飲み物がオススメです。
[関連記事]ノンカフェインコーヒーとは?カフェインレスコーヒーの違い・効果と危険性

運動

運動で血行が良くなると、更年期障害の症状の緩和が期待できます。
毎日続けることが大事なので、無理せず続けられる運動を行いましょう。

薬物療法(治療)

更年期障害に関する薬物療法(治療)には以下のものがあります。

●ホルモン補充療法
●漢方
●薬

ホルモン補充療法

生活に支障を来す重い更年期障害の症状がある場合は、ホルモン補充療法を行います。不足しているエストロゲンなどの女性ホルモンを少し補うことで症状を緩和します。

但し、ホルモン補充療法を5年以上続けると、乳がんが発生する可能性が高まります。

漢方

漢方薬の当帰芍薬散[とうきしゃくやくさん]、加味逍遙散[かみしょうようさん]、桂枝茯苓丸[けいしぶくりょうがん]には、更年期障害の症状を緩和する働きがあります。

更年期障害の症状の内、うつや不安症状が強い場合などには、抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬を使うこともあります。

抗うつ薬には、のぼせや発汗などの軽減を期待できるものもあります。

サプリメント

更年期障害は女性ホルモン「エストロゲン」の減少が主原因です。
大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをします。

大豆イソフラボンサプリメント

大豆製品や大豆イソフラボンのサプリメントを摂取することで、更年期障害の症状が緩和される効果が期待できます。
[関連記事]大豆イソフラボンの効果効能[男性・女性]・摂取量の上限・過剰摂取による害

エクオールサプリメント

大豆イソフラボンは体内では腸内細菌の力でエクオールに変換され、利用されます。

しかし、2人に1人はエクオールを作ることが出来ないことが判明しています。

そこで、エクオールのサプリメントが開発されています。
エクオールを体内で作ることができるかどうかは検査で分かります。
[関連記事]エクオールとは?エクオールの効果と副作用・エクオール検査キットとは?

エクオールを体内で作ることができない方は、エクオールのサプリメントがオススメです。