豆乳ヨーグルトは玄米、発芽玄米、市販の豆乳ヨーグルト、市販の粉末種菌、ハチミツなどと豆乳で作れます。
ヨーグルトというと一般的には牛乳を使ったヨーグルトですが、豆乳ヨーグルトは植物性なので、乳製品アレルギー方にも大丈夫!
豆乳ヨーグルトの作り方は簡単です。
ここでは、玄米、発芽玄米、市販の豆乳ヨーグルト、及び市販の種菌を使った家庭で簡単にできる自家製豆乳ヨーグルトの作り方をご紹介します。

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豆乳ヨーグルトと一般的なヨーグルトの違い

豆乳大豆

ヨーグルトというと、一般的には牛乳を使ったヨーグルトです。
豆乳ヨーグルトは名前の通り、牛乳の代りに豆乳を使ったヨーグルトです。
何が違うのでしょうか?
決定的に違うのは、牛乳を使ったヨーグルトが動物性乳酸菌なのに対し、豆乳ヨーグルトは植物性乳酸菌です。

そして、豆乳ヨーグルトには牛乳を使った一般的なヨーグルトにない特徴があります。

低カロリーでコレステロールゼロ

ノンコレステロールの豆乳で作るから、豆乳ヨーグルトもコレステロールを含みません。

「ヨーグルトを食べたいけれどコレステロールが気になる」という人にはもってこいです。

また、牛乳を使った一般的なヨーグルトよりカロリーが低めなのも魅力です。

乳製品アレルギーの人も食べられる

乳製品アレルギーで牛乳もヨーグルトも食べられない、という人でも、乳成分を含まない豆乳ヨーグルトなら安心して召し上がれます。

勿論、栄養価も異なります。
[関連記事]豆乳ヨーグルトの効果・違い・効果的な食べ方[時間・量]

豆乳ヨーグルトを作るのにヨーグルトメーカーは必要?

豆乳ヨーグルトに限らず、発酵食品を作る場合、大事なことの1つに温度管理があります。

室温で作る場合、季節によって発酵時間がまちまちになります。

夏場は温度が高いので、過発酵になる可能性があります。
逆に冬場は室温が低いので発酵に時間がかかります。

室温が低い場合、ボール等にお湯を張り、温めるのも1つですが、お湯は冷めるので、つぎ足す必要があります。

その点、ヨーグルトメーカーは温度を一定に保つことができるので便利です。
※種菌によって発酵する適温は異なりますので、温度調節ができるヨーグルトメーカーを選びましょう。

ヨーグルトメーカーは必ずしも必要ありませんが、手間と発酵の時間を節約したいという方にはおすすめです。
[関連記事]ヨーグルトメーカーのおすすめ比較表[カスピ海ヨーグルト・R1・甘酒・牛乳]

玄米を使った豆乳ヨーグルトの作り方

玄米を種菌にした豆乳ヨーグルトというと、豆乳グルグルヨーグルト(TGG)が有名です。

生の玄米を使います。

種菌を作る

≪用意するもの≫
・300ml程度の容器
※ふたつきが望ましい。ふたがなければラップで代用する。
・玄米(生):ティースプーン山盛り1杯
・豆乳:200mL
※無調整が望ましい。

≪作り方≫
絶対失敗しない3段階発酵で作ります。

●1回目の発酵
①玄米を軽く洗い、ティースプーン山盛り1杯を容器に入れる。
②そこに豆乳を60mL入れる。
③ふたをして2~3日常温で放置し、トロッと固まればOK。
※気温が高い夏は半日~1日で固まることも。固まれば次に進む。

●2回目の発酵
④ ③の容器の豆乳の高さの倍の位置まで豆乳を入れて、ふたをして放置。※玄米を下に沈めて置きたいので、かき混ぜない。
⑤菌が発動している為、2回目の発酵では6時間~半日で固まる。
※固まり具合は、器を傾けても動かない位が目安。

●3回目の発酵
⑥2回目と同じように、残りの豆乳を入れ、ふたをしてまた常温で放置。
⑦表面が固まったら、種菌の完成!
※前よりも菌が活発になっている為、5~8時間で固まる。

種菌が完成したら、冷蔵庫で保管。
このままヨーグルトとして食べてもOK。

種菌を使った豆乳グルグルヨーグルトの作り方

出来上がった豆乳グルグルヨーグルトを種菌に使う場合、出来立てのタイミングの方が、菌が元気な状態なのでおすすめ。

≪用意するもの≫
・上記で作った種菌
・豆乳1L(1パック)
※無調整のもの
・スプーン
・あれば漏斗(じょうご)

≪作り方≫
・新たな豆乳の容器を開け、種菌を入れるスペースを作る為、豆乳を100mLほど別の容器に移してから、種菌を大さじ2~3杯入れる。
・ふたをして、常温で一晩おいて固まったら完成。
あとは冷蔵庫で保管。

2回目以降の豆乳グルグルヨーグルトの作り方

2回目以降の豆乳グルグルヨーグルトの作り方には2通りの方法があります。
A.出来上がった豆乳グルグルヨーグルトを使う方法
B.元の種菌を使う方法

A.は出来上がった豆乳グルグルヨーグルトを種菌にしてヨーグルトを作る方法、B.は一番最初に玄米から作った種菌を使ってヨーグルトを作る方法です。

B.の場合、種菌は、使った分だけ豆乳を足しておくと、元気な状態を保てます。

※豆乳グルグルヨーグルトの作り方は、「豆乳グルグルヨーグルトで腸美人!」を参照しました。

発芽玄米を使った豆乳ヨーグルトの作り方

発芽玄米には玄米にないメリットがあります。
※別記事参照

発芽玄米を使った豆乳ヨーグルトも「玄米」を使った豆乳ヨーグルトも基本的な手順は同じです。
発芽玄米は洗わなくて良いので、その分楽です。

種菌を作る

≪用意するもの≫
・発芽玄米:小さじ1
・豆乳(無調整):200ml

≪作り方≫
●1回目の発酵
①容器に発芽玄米を入れ、開封したての豆乳50mlを加える。
②ふたやラップをして、固まるまで1日~2日程度、常温で置く。
※気温が高い夏は半日~1日で固まることもあるので、小まめに様子を見る。

●2回目の発酵
③ ②に豆乳を50ml加える。
※発芽玄米が浮き上がるのを避ける為、混ぜない事。
④ふたやラップをして、固まるまで半日~1日程度、常温で置く。

●3回目の発酵
⑤ ④に豆乳100mlを加える。
⑥ふたやラップをして、固まるまで6~8時間程度、常温で置く。
⑦市販のヨーグルトのような状態に固まり、ヨーグルト特有の酸味のある香りがしていれば完成。

固まったら、すぐに冷蔵庫に入れる。

種菌から豆乳ヨーグルトを作る

≪用意するもの≫
・⑦の種菌:大さじ2
・豆乳(無調整):500mL

≪作り方≫
①熱湯消毒した瓶などの容器に、種菌を入れ、豆乳を加える。
※種菌をすくうスプーンも熱湯消毒をする。
②ダマができないようにスプーンなどでよく混ぜる。
③ふたやラップをして、一晩(6~8時間)常温で置く。
④市販のヨーグルトのような状態に固まり、ヨーグルト特有の酸味のある香りがしていれば完成。

固まったら、すぐに冷蔵庫に入れる。

2回目以降の豆乳ヨーグルトの作り方

2回目以降の豆乳ヨーグルトの作り方は、「2回目以降の豆乳グルグルヨーグルトの作り方」と同じです。

※発芽玄米を使った豆乳ヨーグルトの作り方は「おなかすっきり! やせて健康になる 豆乳ヨーグルト」を参照しました。